カナダ中銀、利下げ「近づく」と総裁 物価安定の進展まだ確信せず

5/2 10:22 配信

ロイター

[オタワ 1日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は1日、約23年ぶり高水準にある政策金利について、引き下げを開始できる状況に近づきつつあるとの認識を示した。

上院銀行委員会で行った証言で、インフレは鈍化しているとし、利下げ開始時期は「近づいている」と述べた。

3月のインフレ率は前年比2.9%と、前月からやや加速した。中銀の目標は2%。

インフレ率は1月以降、3%を下回って推移し、2024年前半を通じてこの水準付近にとどまるという中銀の予想と一致している。また、注目度が高いコアインフレも持続的に緩和している。

マックレム氏は「(利下げに向けて)確認すべき状況が見られるものの、物価安定に向けた進展が持続すると確信するには、こうした状況をさらに長く確認する必要がある」と述べた。

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最終更新:5/2(木) 10:22

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