米経済好調、利下げの差し迫った理由ない=NY連銀総裁

4/19 0:35 配信

ロイター

Michael S. Derby

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は18日、米経済が好調なことを踏まえると、利下げを実施する差し迫った理由は現時点では見当たらないと述べた。

ウィリアムズ総裁はワシントンで開かれたセマフォーの世界経済サミットで「現在の経済の強さを考えると、利下げの緊急性は全く感じていない」と言及。「われわれの経済は強い。これは極めて望ましいことだ」と述べた。

その上で「このことは、現在の金利水準で経済が大幅に減速していないことも意味する」とし、インフレ率を目標とする2%に戻す取り組みを続けながら、金利を据え置く必要がある可能性を示唆した。

同時に、物価は目標に戻ると引き続き予想しているとし「インフレが持続的に2%に低下し、経済が良好に均衡するにつれ、ある時点で金利を引き下げる必要が出てくる」と指摘。「そのタイミングは経済情勢によって決まる」と語った。

このところのインフレ指標を受け、物価圧力を確実に緩和させるためにFRBは再利上げを迫られるの見方が出ていることについて、そうした可能性は低いとしながらも、排除はできないと指摘。「利上げは自分自身の基本方針ではない」としながらも、「経済指標で目標達成に利上げが必要と示されれば、当然そうしたい」と述べた。

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最終更新:4/19(金) 0:35

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