(ブルームバーグ): 米サイバーセキュリティー会社クラウドストライク・ホールディングスの2-4月(第1四半期)の売上高と利益見通しがアナリスト予想を大きく上回った。単一プラットフォーム戦略が市場シェア拡大につながったと説明した。株価は通常取引後の時間外取引で急伸した。
同社によると、2-4月期の1株利益は89-90セントの見通し。アナリスト予想平均の82セントを上回った。売上高見通しは9億220万-9億580万ドル(約1352億-1358億円)で、これも予想を大きく上回っている。
今回の発表は、サイバーセキュリティー関連銘柄の値動きが激しい時期と重なった。注目を集めるサイバーセキュリティー攻撃急増が一部のセキュリティー企業に新たな需要機会をもたらす一方、そうした機会をほとんど逃している企業もある。2月には、通期売上高見通しを下方修正したパロアルト・ネットワークスの株価が急落した。同社はサイバーセキュリティー分野への顧客の「支出疲れ」が見られると指摘した。
クラウドストライクの株価は時間外取引で一時26%高となった。この上昇が維持されれば、6日のニューヨーク市場取引開始時に上場来高値となる。センチネルワン、フォーティネット、パロアルト・ネットワークスなどのサイバーセキュリティー関連株も買われた。
クラウドストライクの2023年11月-24年1月(第4四半期)の調整後1株利益は95セントで、市場予想の83セントを上回った。売上高も8億4530万ドルと、市場予想を超えた。
原題:CrowdStrike Soars After Earnings Beat and Market Share Gains (2)(抜粋)
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最終更新:3/6(水) 8:30
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