ＣＫアセット、香港住宅物件を約３割値下げ－競争激化で販売てこ入れ

（ブルームバーグ）： 香港のデベロッパー、ＣＫアセット・ホールディングス（長江実業集団）は市場の競争激化を背景に一部の住宅価格を約３分の１引き下げた。

ＣＫは新界で手掛ける自社プロジェクト「#LYOS」の28戸を値引き。同社の発表資料によると、売買契約がキャンセルされ取引可能になった集合住宅物件で最大25％の割引があると述べた。２階建ての住戸は最大32％値下げ。

この１年の住宅市場低迷を受け、香港の不動産開発業者は値下げによる在庫圧縮を進めている。

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ブルームバーグ・インテリジェンス（ＢＩ）によれば、ＣＫの値下げ戦略に追随しそうな不動産開発企業としては新鴻基地産発展（サンフンカイ・プロパティーズ）や恒基兆業地産（ヘンダーソン・ランド・デベロップメント）などがある。こうした動きは中古住宅の価格設定の重しとなり、値引き前に行われた取引のキャンセルが相次ぐことでデベロッパーの利益がますます大きなリスクにさらされる恐れがある。

原題：CK Asset Cuts Prices for HK Houses by a Third to Boost Sales（抜粋）

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