〔NY外為〕円、154円近辺(8日)
【ニューヨーク時事】連休明け8日のニューヨーク外国為替市場では、海外市場で進行した円買い・ドル売りの流れが続き、円相場は1ドル=154円近辺に大幅上昇した。午後5時現在は153円97銭~154円07銭と、前営業日(4日)同時刻(156円15~25銭)比2円18銭の大幅な円高・ドル安。
日銀の利上げペースが加速するとの見方を背景に円買い・ドル売りの勢いが強まり、8日の東京市場では円が一時152円台後半と、約7カ月ぶりの高値水準まで大幅上昇した。その後はドルの買い戻しが入ったものの、ニューヨーク市場入り後も円高・ドル安地合いが続いた。
片山さつき財務相は8日の記者会見で、為替動向について「対応方針は(7月末に)日米協調介入を実施したときから一切変わっていない」と強調。米財務相と連携し、「秩序ある為替相場の維持に取り組む」と述べた。
一方、中東情勢の緊迫化を背景に米原油先物相場が上昇する中、米長期金利が小幅上昇。円は徐々に上げ幅を縮小し、一時154円台前半に押し戻される場面もあった。サウジアラビアのエネルギー省は8日、南部のエネルギー施設がイエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃を受け、複数箇所で火災が発生し、一部が操業を停止したと発表した。一方、フーシ派系メディアによると、サウジも報復としてイエメン中部マーリブを空爆した。
市場の注目は週内に発表される米消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)に向いている。これらの指標から足元のインフレ動向を見極めたいとの思惑も広がった。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1617~1627ドル(前営業日午後5時は1.1608~1618ドル)、対円では同178円92銭~179円02銭(同181円37~47銭)と、2円45銭の大幅な円高・ユーロ安。(了)
時事通信
最終更新: