東京市場サマリー(12日)

4/12 19:13 配信

時事通信

 【東京株式】3日ぶり反発=ハイテク買いも小売りが重し
 プライム市場は、日経平均株価の終値は前日比80円92銭高の3万9523円55銭と3日ぶりに反発。東証株価指数(TOPIX)は12.68ポイント高の2759.64。米国の利下げが遅れることを警戒した売りがいったん落ち着き、値がさハイテク株に買いが入った。ただ、大型小売株の一角が急落し、株価指数の上値を抑えた。56%の銘柄が値上がりし、40%が値下がりした。出来高は16億3518万株、売買代金は4兆5786億円。
 【東京外為】ドル、153円台前半=米利下げ先送り観測で高値更新
 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米利下げ先送り観測を背景に、1ドル=153円台前半で上昇、34年ぶりの高値を更新した。午後5時現在は、153円24~24銭と前日(午後5時、153円13~13銭)比11銭のドル高・円安。ユーロは、ECBの早期利下げ観測を背景に対円、対ドルともに下落した。午後5時現在は、1ユーロ=163円72~74銭(前日午後5時、164円50~52銭)、対ドルでは1.0683~0684ドル(同1.0743~0743ドル)。
 【東京債券】先物、続落
 債券先物は続落。長期国債先物の中心限月2024年6月物は前日比18銭安の144円35銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債374回債利回りは、0.010%上昇の0.860%となっている。
 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、0.077%
 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均が0.077%(前営業日確報値0.077%)、最高レートは0.080%(0.078%)、最低レートは0.060%(0.060%)だった。
 【東京原油】WTI高受け続伸
 東京商品取引所のドバイ原油先物相場は続伸。中心限月9月きり(6番ぎり)の清算値は前日比200円高の8万0960円。日中立ち会いは、11日のニューヨーク原油(WTI)先物相場が、米国の大規模製油所の稼働停止による需要懸念で下落したため、安寄りした。その後、稼働再開が報じられたため、取引中のWTIが上昇し、連動してプラス圏に浮上した。
 【JPX金】NY高受け急伸
 大阪取引所の金先物相場は急伸。中心限月2025年2月先ぎりの清算値は、前日比265円高の1万1762円。日中立ち会いは、11日のニューヨーク金先物相場が地政学リスクへの警戒感などを背景に反発したことから、強気の買いが先行して始まった。寄り後も、NY金の上昇を眺め、約定価格を切り上げた。先ぎりの清算値は一時、1万1795円を付け、継続足で史上最高値を塗り替えた。
 【経済統計】
◆総人口13年連続減=日本人減少は最大更新―総務省
◆物価高、94.4%が実感=高水準続く―日銀の生活意識アンケート
 【要人発言】
◆岸田首相=日米の絆「思いを伝えることできた」と、米議会演説の意義を強調
 【ニュースから】
◆平均世帯人数、初の2人割れへ=33年に、厚労省研究所推計―未婚化で単独高齢者増
◆円小幅安、153円台前半=米利下げ観測後退、介入警戒も―東京市場(了)

時事通信

関連ニュース

最終更新:4/12(金) 19:26

時事通信

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング