日経平均は2644円安と大幅に3日続落、ブラックマンデーに次ぐ3番目の下落幅=7日後場
7日後場の日経平均株価は、前週末比2644円00銭安の3万1136円58銭と大幅に3日続落した。下げ幅は昨年8月5日の4451円28銭、ブラックマンデー(1987年10月20日)の3836円48銭に次ぐ3番目の大きさ。日経平均は、午前9時25分に同2987円84銭安の3万792円74銭を付け、約1年5カ月ぶりに心理的なフシ目の3万1000円を割り込む場面もみられた。TOPIX(東証株価指数)も同193.40ポイント安の2288.66ポイントに沈んだ。
中国は前週末4日、米トランプ政権の相互関税政策を受け米国に対し34%の報復関税を課すと発表。同日の米国市場は、米中の貿易摩擦の激化が警戒され、NYダウ、ナスダック総合指数ともに大幅続落した。日本株もその流れを受け売りが先行。為替相場が円高傾向にあったことも意識された。売り一巡後は、短期的な売られ過ぎ感やリバウンド狙いの買いで下げ渋る場面もみられたが、模様眺めムードが強まるなか、取引終了にかけて下げ幅を広げた。
東証プライム市場の出来高は36億6374万株、売買代金は6兆9893億円。騰落銘柄数は値上がりが6銘柄にとどまり、値下がりは1628銘柄と約99%に達した。変わらずは3銘柄だった。
業種別では、全33業種が下落した。住友電工 <5802> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株や、MS&AD <8725> 、東京海上 <8766> などの保険株が下落。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、日立 <6501> 、ソニーG <6758> などの電気機器株も安い。三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株や、出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株も軟調。INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株や、ディスコ <6146> 、菱重工 <7011> などの機械株、AGC <5201> 、ガイシ <5333> などのガラス土石株も弱かった。
個別では、マルマエ <6264> 、安川電 <6506> 、キオクシア <285A> 、ソースネクス <4344> 、イビデン <4062> が下落。半面、GMOインタ <4784> 、プロトコーポ <4298> 、ID&E <9161> 、小松マテレ <3580> 、富士ソフト <9749> (監理)などが上昇した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:4/7(月) 15:57