(ブルームバーグ): 米金融当局が外国の中央銀行向けに整備したリバースレポ(RRP)ファシリティーの利用額は3週連続で増加した。連邦準備制度理事会(FRB)が4日発表したデータで示された。
米国以外の国々の通貨当局が自国通貨てこ入れのための措置を講じると警告する現状にあって、各国がキャッシュポジションを積み増していることがうかがわれる。
3日までの1週間のデータによれば、同ファシリティーに預け入れられた資金は3650億ドル(約55兆640億円)と前週の3540億ドルから増加し、1月3日までの1週間以来の高水準に達した。
一方、外国勢による米国債保有は3日までの1週間に116億ドル増加し、2兆9500億ドルとなった。
日本の通貨当局者は、円を巡る投機的な動きを容認しないとの警告を強め、外国為替トレーダーの間には日本政府・日本銀行による市場介入の可能性について警戒感が高まっている。
ドル独歩高で世界に痛み広がる-各国の通貨当局、対応に苦慮
原題:Use of Fed Central Bank Tool Grows as Cash Stockpiling Continues(抜粋)
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最終更新:4/5(金) 10:13
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