メキシコ中銀、利下げ時期巡り意見分かれる=5月議事要旨

5/24 9:53 配信

ロイター

Valentine Hilaire Anthony Esposito

[メキシコ市 23日 ロイター] - メキシコ中央銀行は23日、金利据え置きを決めた9日の金融政策会合の議事要旨を公表し、利下げ再開時期を巡り政策委員5人の意見が分かれていたことが分かった。

9日の会合では全員一致で主要政策金利を11%に据え置いた。

ある委員は「インフレの停滞状況、リスクバランスの悪化、インフレ率の目標値超えが長引く見通しを踏まえると、現在も今後数カ月間も、政策金利の追加的微修正は行えない」と述べた。

別の委員はサービス価格インフレが予想以上に根強く、インフレ率の低下スピードが遅くなりそうなため、今後の利下げは段階的に行うべきだとし、「(金利)決定はインフレ見通し次第だ」と述べた。

大半の委員は第2および第3・四半期に経済活動が再び活発化するとの見通しを示した。

メキシコのインフレ率は、5月前半の15日間が年率4.78%と、目標の3%プラスマイナス1ポイントを上回っている。

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最終更新:5/24(金) 9:53

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