10日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比250円程度安い4万8330円前後で推移する。現地9日の米国市場では利益確定売りが優勢で、NYダウが4日続落、ナスダック総合指数も反落した。日本株も、きのう大幅高で終値ベースの史上最高値を更新した反動で、売りが先行。午前9時51分には同367円09銭安の4万8213円35銭を付けた。その後も3連休を控え、積極的な買いは限られているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所算値比140円安の4万8660円だった。
業種別では、全33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇している。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭株が下落。INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株や、日本製鉄 <5401> 、JFEHD <5411> などの鉄鋼株も安い。東電力HD <9501> 、関西電 <9503> などの電気ガス株や、浜ゴム <5101> 、ブリヂス <5108> などのゴム製品株も軟調。中外薬 <4519> 、第一三共 <4568> などの医薬品株や、SUMCO <3436> 、三和HD <5929> などの金属製品株も弱い。一方、ファストリテ <9983> などの小売株が高い。
そのほか、トレファク <3093> 、CSP <9740> 、三光合成 <7888> 、SBI <8473> 、古野電 <6814> が下落。半面、ヤマシンF <6240> 、LinkUG <4446> 、PHCHD <6523> 、吉野家HD <9861> 、安川電 <6506> などが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時7分時点で、ドル・円が1ドル=152円台の後半(9日は153円06-07銭)、ユーロ・円が1ユーロ=176円台の後半(同177円71-75銭)で取引されている。
提供:ウエルスアドバイザー社
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最終更新:10/10(金) 10:11