話題株ピックアップ【昼刊】:ダイハツデ、大ガス、アドテスト

3/8 11:39 配信

株探ニュース

■ダイハツディーゼル <6023>  1,654円  +132 円 (+8.7%)  11:30現在
 ダイハツディーゼル<6023>が急反発し、昨年来高値を更新した。8日付の日本経済新聞朝刊が「ダイハツディーゼルは船舶向けの発電用ディーゼルエンジンを増産する」と報じ、事業拡大を期待した買いを誘ったようだ。報道によると、約60億円を投じて姫路工場の設備を増強し、2026年に生産能力を現状から8割増やす。世界的に堅調な船舶向けの需要に対応するとしている。

■大阪ガス <9532>  3,428円  +231 円 (+7.2%)  11:30現在
 大阪ガス<9532>が3日続伸し昨年来高値を更新。7日の取引終了後、24年3月期の配当予想を65円から72円50銭(前期60円)に増額修正すると発表。同時に来25年3月期の年間配当について95円と増配する見通しを示しており、積極的な株主還元姿勢を評価した買いを集めている。あわせて、25日付で676万7900株(発行済み株数の1.6%)の自社株を消却することを明らかにした。更に27年3月期を最終年度とする中期経営計画を公表。最終年度に自己資本利益率(ROE)8%程度、株主資本配当率(DOE)3%を目指す方針を掲げた。

■アドバンテスト <6857>  7,185円  +211 円 (+3.0%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>が切り返しに転じている。日経平均構成比率の高い値がさハイテク株で、朝方はメジャーSQ算出に絡む売買でややイレギュラーな値動きながら、実需の押し目買い需要は活発で7000円台を回復した。前日の米国株市場では半導体関連株への買いが継続し、生成AI・半導体関連のシンボルストックに目されるエヌビディアが4.5%高で6連騰と気を吐き最高値を更新しており、東京市場でもこれを好感する形で半導体セクターが買い戻されている。アドテストは生成AI用で爆発的伸びを示しているエヌビディアのGPU向けテスターで抜群の納入実績を誇っており、連想買いを呼び込んでいる。また、生成AI市場拡大で恩恵を享受する半導体精密切断装置世界トップのディスコ<6146>なども大きく買いが優勢となっている。

■SREホールディングス <2980>  3,970円  +110 円 (+2.9%)  11:30現在
 SREホールディングス<2980>が反発している。同社は7日取引終了後、接骨院や鍼灸院などの治療院向けにクラウドレセコンの提供及びレセプト(保険請求)業務支援を行うメディックス(東京都千代田区)の全株式を取得し、子会社化すると発表。これが材料視されているようだ。株式譲渡実行日は4月1日を予定。同社は子会社化を通じて、メディックスの顧客基盤及びレセプト業務を中心とする治療院のリアルオペレーション知見と、自社の実践的なデジタル技術・開発力やセールス・マーケティングナレッジを掛け合わせ、既存プロダクトのブラッシュアップ及び拡販を進めるとしている。

■住友電気工業 <5802>  2,281円  +44 円 (+2.0%)  11:30現在
 住友電気工業<5802>が底堅い。同社は7日の取引終了後、子会社が保有する海外上場投資有価証券1銘柄の一部を売却し、売却益として約630億円を計上する見込みとなったと発表。これが株価を下支えする要因となったようだ。資産効率の向上とキャッシュ・フローの改善を図るため6日に売却した。24年3月期の連結業績予想に一部織り込んでいるという。同社は他の要因も含め、業績予想に関して修正が必要となった場合は速やかに開示するとしている。

■ソースネクスト <4344>  201円  +50 円 (+33.1%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 ソースネクスト<4344>はカイ気配。同社は8日、AI通訳機を手掛ける連結子会社ポケトークが2025年中の株式上場を目指して準備を開始したと発表。これを好感した買いが膨らんでいる。更なる製品開発やグローバル市場での販売強化、人材の確保を図るため。みずほ証券が主幹事を務める予定。なお、上場後もポケトークが連結子会社であることを前提としているという。

■坪田ラボ <4890>  387円  +80 円 (+26.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 坪田ラボ<4890>がカイ気配。近視領域などで強みを発揮するバイオベンチャーだが、足もとの業績は低迷しているものの、来期以降の回復に期待が大きい。7日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、最終損益は従来計画の11億3000万円の赤字から6億8000万円の赤字に上方修正しており、これを評価する買いを呼び込んでいる。ロート製薬<4527>と知的財産権実施許諾契約を締結し契約一時金4億5000万円のほか、上市後の販売に応じたランニングロイヤルティーを受領することとなり、これがポジティブサプライズとなった。同社の株価は2月上旬に今期業績予想の下方修正を受けマドを開けて売られたものの、その後は根強い買いが続きジリジリと上値を指向、直近ではほぼマド埋めを完了していた。きょうは満を持して大底圏から上放れている。

■SBIリーシ <5834>  3,615円  +610 円 (+20.3%) 一時ストップ高   11:30現在
 SBIリーシングサービス<5834>が急騰。7日の取引終了後、24年3月期の連結業績と配当予想の上方修正を発表。これをポジティブ視した買いが集まったようだ。今期の売上高予想は398億円から531億円(前期比34.2%増)、経常利益予想は40億円から48億円(同35.9%増)に引き上げた。年間配当予想は70円増額し100円(前期比90円増配)に見直した。JOL(日本型オペレーティングリース)商品について、投資家の堅調な需要を背景に販売額が想定を上回った。あわせて同社はJOL商品として、同社子会社を業務執行組合員、投資家を組合員とする任意組合に対し、保有する販売用航空機を売却すると発表。売却予定額は約59億円で、24年3月期の売上高予想の11%程度となる見込みとしている。

■ジェネレーションパス <3195>  284円  +42 円 (+17.4%)  11:30現在
 ジェネレーションパス<3195>が大幅高となっている。同社は7日取引終了後、海外子会社の青島新綻紡貿易(中国)が、繊維製品の生産加工及び輸出入業務を手掛ける新会社をラオスに設立すると発表。これが材料視されているようだ。新会社の設立は、増加するニーズにいち早く対応できるよう柔軟に生産能力を拡大できる体制を構築するとともに、中国に対する地政学リスクを一定程度軽減することが主な目的。また、ラオス進出にあたり、丸八ホールディングス<3504>のラオス子会社と立ち上げ時の製造を委託することについて協議を行っているという。

■メンバーズ <2130>  1,027円  +150 円 (+17.1%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 メンバーズ<2130>は朝方から買いが殺到し、ストップ高の1027円水準でカイ気配となっている。7日の取引終了後、生成AIを活用した「LCA算定AIシステム」を独自開発し、企業向けの提供を開始すると発表したことが好感されている。同システムは、メンバーズが米オープンAIの大規模言語モデルを活用して独自に開発したもの。実証フェーズでは、LCA(ライフサイクルアセスメント)算定のうち作業工数が全体の約5割を占める「LCAインベントリ分析」にかかる作業工数の約6割削減を実現したという。同社では、システムの導入から運用・定着までをGX人材が伴走支援することで、企業のLCA算定の効率化及び内製化を支援するとしている。

■POPER <5134>  704円  +100 円 (+16.6%) ストップ高   11:30現在
 POPER<5134>が急反発した。7日の取引終了後、ティエラコム(神戸市中央区)と業務提携契約を締結し、同社の学習塾経営支援システムに関する事業を承継すると発表した。今後の収益へのプラス効果を期待した買いが入ったようだ。ティエラコムの学習塾経営のノウハウを、POPERの教育事業者向け業務管理プラットフォーム「Comiru」の導入教育機関に提供する。更にPOPERは、ティエラコムの学習塾経営支援システム「BIT CAMPUS」を取得することで、顧客基盤の拡大などを図る。

■テクミラ <3627>  561円  +77 円 (+15.9%) 一時ストップ高   11:30現在
 テクミラホールディングス<3627>が急反発し一時ストップ高の564円をつける場面があった。ソースネクスト<4344>が8日、AI通訳機を手掛ける子会社ポケトークが25年中の株式上場を目指して準備を開始したと発表。テクミラは、子会社JENESISがポケトークの製造を手掛けているほか、22年2月にはポケトークの第三者割当増資を引き受ける形で出資していることから、思惑的な買いが向かっているようだ。

■内海造船 <7018>  5,100円  +700 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在
 内海造船<7018>がストップ高の5100円に買われている。7日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を470億円から472億円(前期比25.5%増)へ、営業利益を20億円から29億円(同3.8倍)へ、純利益を17億円から20億円(同2.7倍)へ上方修正したことが好感されている。第4四半期に入り急激に円安が進行したことを受けて未確定の為替レートを見直した結果、外貨建て工事の売上高及び収益が改善する見込みという。また、それに伴い一部の工事損失引当金対象船の引当金が減少する見通しであることも寄与する。

■エスポア <3260>  1,127円  +150 円 (+15.4%) ストップ高   11:30現在
 エスポア<3260>がストップ高の1127円に買われている。7日の取引終了後、「更地活用」を中心としたストック型ビジネスの一環として、時間貸し駐車場事業を新たに開始すると発表しており、好材料視されている。事業開始は4月を予定しており、それに伴い精算機やロック板、案内看板などの駐車場運営機材一式及び駐車場運営権などの固定資産を購入する。投資総額は約9400万円が見込まれ、東京都世田谷区、東京都大田区などの首都圏を中心とした37カ所の駐車場を取得し事業を運営する。

■ライトワークス <4267>  1,142円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在
 ライトワークス<4267>がストップ高。7日の取引終了後、集計中の24年1月期の連結業績について、売上高が31億8700万円から31億9900万円(前の期比21.2%増)へ、営業利益が2億3400万円から2億4300万円(同19.7%増)へ、純利益が2億円から2億2100万円(同62.5%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。LMS(学習管理システム)市場の成長に対する旺盛な需要があったことに加えて、税金費用を見直したことも寄与した。なお、業績予想の上振れに伴い、期末配当予想を32円から36円へ引き上げ、年間配当予想を44円(前の期14円)とした。

●ストップ高銘柄
 サノヤスHD <7022>  280円  +80 円 (+40.0%) ストップ高   11:30現在
 Kudan <4425>  2,673円  +500 円 (+23.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 地域新聞社 <2164>  730円  +100 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:3/8(金) 13:14

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