〔東京外為〕ドル、156円台半ば=買い一巡後は小動き(14日午後3時)

5/14 15:17 配信

時事通信

 14日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、午前中からの買いが一巡した後は1ドル=156円台半ばで小動きとなっている。午前は実需筋の買いが優勢となったが、午後は買いも一服。日本時間今夜の米物価指標を見極めるムードが強い。午後3時現在は156円41~42銭と前日(午後5時、155円88~88銭)比53銭のドル高・円安。
 ドル円は早朝、前日の海外市場で買われた流れを受け、156円20銭台で取引された。午前9時以降、実需筋の買いが強まり、仲値過ぎには156円40銭台に上昇。正午も同水準を維持した。午後は156円40銭前後を軸とした狭いレンジ圏での値動きにとどまっている。
 前日の海外市場では、米国時間の中盤、ニューヨーク連銀が発表した消費者調査で米期待インフレ率の上昇が示され、155円90銭前後から156円20銭前後に上昇。終盤も同水準が維持された。
 東京時間は、実需筋の買いで上値を切り上げたが、「156円台で買いが一服した後は動意が薄くなった」(為替ブローカー)と指摘される。市場では「日本時間の今夜に4月の米卸売物価(PPI)の発表を控えて、様子見ムードが強まっている」(大手邦銀)との声が聞かれた。
 ユーロも午後は対円、対ドルで小動き。午後3時現在、1ユーロ=168円71~72銭(前日午後5時、167円97~97銭)、対ドルでは1.0785~0786ドル(同1.0774~0774ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:5/14(火) 15:35

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