マイクロソフト、39万4000台超がLummaマルウェアに感染 ウェブドメインを解体=米国株個別

5/22 2:20 配信

株探ニュース

(NY時間13:16)(日本時間02:16)
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 マイクロソフトは、3月16日から5月16日までの間に、世界中で39万4000台を超えるウィンドウズ・コンピュータがLummaマルウェアに感染していたことを明らかにした。同社のデジタル犯罪対策部門がブログに投稿した。

 同社は投稿で、「Lummaマルウェアは悪意ある攻撃者の間で人気のハッキングツールだった」と説明。ハッカーはマルウェアを利用してパスワード、クレジットカード情報、銀行口座、暗号資産ウォレットを盗み出したという。

 同社はジョージア州北部地区連邦地裁の命令に基づき、Lummaのインフラを支えるウェブドメインを解体した。米司法省がその後、Lummaの中央指揮構造を掌握し、悪意ある攻撃者がマルウェアを購入していたオンライン・マーケットプレイスも閉鎖した。また、日本のサイバー犯罪対策センターも国内に拠点を置くLummaのインフラ停止を支援したと投稿で述べた。

 同社は「法執行機関と業界パートナーと協力し、悪意あるツールと被害者間の通信を遮断した」と投稿で説明。さらに、押収または移転した1300件を超えるドメイン(そのうち300件はユーロポール支援の下で法執行機関が措置を講じたもの)は、マイクロソフトのシンクホールにリダイレクトされるという。

 なお、それ自体の株価への影響は軽微。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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最終更新:5/22(木) 2:20

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