〔米株式〕ダウ5日続落、475ドル安=中東緊張で(12日)☆差替

4/13 5:48 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週末12日のニューヨーク株式相場は、中東情勢の緊迫化を背景に高リスクの株を手放す動きが加速し、5日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比475.84ドル安の3万7983.24ドルで終了。下げ幅は一時580ドルを超えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は267.11ポイント安の1万6175.09で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比7229万株増の9億3479万株。
 この日、イランがイスラエルに対し報復攻撃に踏み切る恐れがあると報じられた。「週末に何が起きるか分からない」(日系大手証券)との見方から、株取引を手じまう売りが広がった。早期の米利下げ観測の後退や、銀行決算の内容が市場予想を下回ったことも株価を下押しした。
 米連邦準備制度理事会(FRB)は3月に年内3回の利下げを行う見通しを示したが、最近の物価指標の上振れを受け、市場では2回以下に減ったとの認識が台頭。インフレ抑制と経済成長の維持を両立する「ソフトランディング(軟着陸)」への期待が急低下している。
 個別銘柄では、この日決算発表を行ったJPモルガン・チェースが6.5%安。インテルは、中国政府が通信大手に対し外国製半導体の段階的排除を指示したとの報道を受け5.2%安。ウォルト・ディズニーは2.7%安、ボーイングは2.2%安。一方、アップルは0.9%高、トラベラーズは0.3%高、ビザとウォルマートはいずれも0.1%高。(了)

時事通信

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最終更新:4/13(土) 6:25

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