15日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で4日ぶり反発、非鉄関連が高い

3/15 17:35 配信

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15日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比16.40ポイント(0.54%)高の3054.64ポイントと4日ぶりに反発した。

前日までの軟調地合いを継いで中盤まで軟調に推移したものの、終盤にかけて持ち直した。中国の経済対策に対する期待は根強く、政策で恩恵を受ける銘柄を物色する動きが見られた。ただ、上値は限定的。週明け18日に小売売上高や鉱工業生産など主要経済統計の発表を控えて、内容を見極めたいとするスタンスが様子見ムードを強めさせた。また米金利高を嫌気した昨夜の米ハイテク株安や、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収がマイナス材料。人民銀は朝方、3月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利を予想通り前月と同水準に据え置き、3870億人民元を供給したが、供給規模は予想(5500億人民元)を大幅に下回り、前回分との差し引きで940億人民元の資金吸収となっている。(亜州リサーチ編集部)

業種別では、非鉄金属関連の上げが目立つ。江西銅業(600362/SH)が7.4%高、廈門タングステン(600549/SH)が7.0%高、株洲冶錬集団(600961/SH)が6.9%高、安徽キン科新材料(6002551/SH)が6.2%高で引けた。

環境保護関連株もしっかり。北京首都生態環環保集団(600008/SH)が2.2%、国家電投集団遠達環保(600292/SH)が2.9%、中材節能(603126/SH)が2.3%ずつ上昇した。このほか、石油株、機械株、セラミック株、プラスチック株も買われている。

半面、石炭株、道路・橋梁株は下落している。

一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.47ポイント(0.56%)高の262.83ポイント、深センB株指数が5.85ポイント(0.54%)安の1075.01ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


《CS》

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最終更新:3/15(金) 17:39

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