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アジア株 休暇明け香港株は大幅高、中国経済先行きを楽観視 香港住宅販売急増も好感 シャオミ急騰、初のEV注文殺到

4/2 11:20 配信

みんかぶ(FX)

アジア株 休暇明け香港株は大幅高、中国経済先行きを楽観視 香港住宅販売急増も好感 シャオミ急騰、初のEV注文殺到

東京時間11:01現在
香港ハンセン指数   16979.26(+437.84 +2.65%)
中国上海総合指数  3080.85(+3.48 +0.11%)
台湾加権指数     20385.01(+162.68 +0.80%)
韓国総合株価指数  2754.31(+6.45 +0.23%)
豪ASX200指数    7900.40(+3.54 +0.04%)

アジア株は軒並み上昇。米利下げ開始時期後ずれ懸念は高まっているものの、中国経済の先行きが楽観視されている。

米ISM製造業景気指数が17カ月ぶりに好不況の分かれ目である50を回復、22年9月以来の高水準となった。強いISMを受け、米国の利下げ開始時期が年後半になるのではないかとの懸念が広がっている。特に香港株にとってはネガティブな材料だ。香港は米ドルとのペッグ制を採用していることから金融政策を米国に連動させている。そのためFRBが利下げ開始の時期を遅らせれば香港の基準金利引き下げも遅れることになる。ただ、休み中に好材料が相次いだため連休明け香港株は大幅上昇して始まっている。

中国製造業PMIが半年ぶりに50を回復したことを受け中国経済に対する楽観的な見方が広まりつつある。非製造業PMIと中小企業を対象とした財新の製造業PMIも前回から上昇した。米大手金融機関は中国の第1四半期の成長率予想を上方修正する可能性が高まったと指摘している。

ただ、一方で不動産低迷長期化は懸念されている。中国不動産大手100社の3月新築住宅販売額は前年比46%減少した。前月比では93%増加したが、それでも昨年の第3四半期・第4四半期の月平均を下回った。

イースター休暇明けの香港株は大幅上昇、約2週間ぶり高値をつけている。エネルギーや素材、金融、不動産、消費者サービス、旅行、カジノ、自動車など幅広い銘柄が上昇している。スマートフォン大手のシャオミは10%高。一時15%急騰し22年1月以来の高値をつけた。先月28日に同社初の電気自動車(EV)「SU7」の販売を開始した。価格は日本円でおよそ450万円で米テスラより約60万円も安い。販売開始から注文が殺到、最大で7カ月待ちとなる可能性がある。

香港3月の新築住宅販売件数は月間としては11年ぶりの高水準となった。また、イースター休暇4日間の販売件数は昨年の休暇と比べ2倍も増加した。2月末に不動産過熱抑制策を撤廃したため取引が活発化している。

経営難に陥っている中国不動産大手の碧桂園は2023年通期決算の発表を延期したため、きょうから売買が停止となる。

イースター休暇明けの豪州株は序盤に史上最高値を更新、その後は前営業日終値付近で揉み合いとなっている。先週、中国商務省が豪州産ワインに対する200%を超える高い関税を3月29日から撤廃すると発表したことを受けワイン株が上昇している。

3月会合の豪中銀議事録が公表されたが、追加利上げについて議論したかどうかの言及はなかった。2月の月次CPIと小売売上高が予想を下回ったことから、豪中銀がタカ派姿勢を和らげるとの期待が広がっている。2月は米人気歌手のテイラースウィフトの公演の影響が大きく、それを除けばCPIも小売も伸びは緩やかだったと指摘するエコノミストも。

みんかぶ(FX)

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最終更新:4/2(火) 11:20

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