前場コメント No.3　ミスミＧ、ジーダット、ＪＡＬ、クニミネ工、エスクローＡＪ、ＮＳＳＯＬ

★9:04　 ミスミＧ－反落　中小ロボ導入費15％軽減　システム開発手間省く＝日経
　ミスミグループ本社<9962>が反落。22日付の日本経済新聞朝刊は、同社が産業用ロボットの導入費用を最大15％減らせるサービスを始めると報じた。

　記事によれば、オーダーメード方式が主流のロボット販売手法を改め、運用事例を標準化して初期の導入コストを引き下げるという。金利上昇で中小企業の資金調達が難しくなった局面でも、生産性向上を後押しするとしている。

　なお、株価へのポジティブな反応は限定的だ。

★9:06　 ジーダット－買い気配　期末10円増配へ　記念配当を実施
　ジーダット<3841>が買い気配。同社は21日、24.3期の期末配当予想を従来の30円から40円（23.3期末は25円）に引き上げると発表した。年間配当予想は40円（23.3期は25円）となる。

　同社2024年2月2日をもって創業20周年を迎えたことから、24.3期の期末配当において記念配当10円を実施するとしている。

★9:07　 日本航空－急騰　来期最終益1000億円見込む　今期最終益を上方修正
　日本航空<9201>が急騰。同社は21日、25.3期通期の連結純利益（IFRS）予想を1000億円にすると発表した。年間配当予想は80円。単価のさらなる上昇による国内旅客収入の増加や、日本発需要の回復による国際旅客収入の増加による増収を見込むとしている。

　併せて24.3期の連結純利益（IFRS）予想を従来の800億円から900億円（前期比2.6倍）に上方修正すると発表した。
　
　燃油価格の下落による燃油費の減少や燃油費以外の費用削減に努めたことで営業費用は220億円下回る見込みだという。ほか、2024年1月2日に発生した日本航空516便と海上保安庁機との衝突事故で全損したエアバスの機体保険金の受領に伴い、その他の収入として199億円の計上を見込んでいることを踏まえた。

　業績予想修正を踏まえ、24.3期通期の期末配当予想を30円から40円（23.3期末は25円）に上方修正すると発表した。年間配当予想は70円（修正前予想は60円）となる。

★9:08　 クニミネ工業－急騰　30万株・3.5億円を上限に自社株買い　割合は2.40％
　クニミネ工業<5388>が急騰。同社は21日、30万株・3億5000万円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年3月22日～7月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.40％となる。

★9:08　 エスクローＡＪ－急騰　通期営業益を上方修正　連結子会社が堅調
　エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>が急騰。同社は21日、24.3期の連結営業利益予想を従来の3.9億円から4.6億円（前期比95.7％増）に上方修正すると発表した。
　
　2022年10月より新たに事業を開始した連結子会社のサムポローニアの業績が順調に推移したほか、金融機関向け住宅ローン関連の事務受託サービスについても、当初の予想を上回る好調な水準で推移したことを踏まえた。

★9:08　 ＮＳＳＯＬ－大和が目標株価を引き上げ　25/3期も主要顧客を牽引車に安定成長継続
　日鉄ソリューションズ<2327>が反発。大和証券では、25/3期も主要顧客を牽引車に安定成長継続を予想。投資判断は「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は3800円→5600円に引き上げた。

　親会社含めた主要顧客の長期大型案件が確保され、今後3年程度の安定成長が透明度高く見通せると指摘。14日、取材し業界動向及び前年度来の行跡への反動増減要因などを確認。24年3月期は会社計画を若干超過して着地する期待はあるという。これは、1）「コンサル＆デジタル」セグメントが、第4四半期のみでは大型案件の反動減有るも、幅広い官公庁・自治体向け製品・クラウド基盤導入と防衛関連需要が想定以上の拡大、2）「子会社」が日立合弁・自社地域子会社ともSAP導入案件が継続的に活況、によるとした。売上高は3100億円前後、営業利益は335～345億円レンジの着地を想定している。