ゴールドマンのヘッジファンド顧客、暗号資産オプション取引を積極化

3/25 8:34 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)市場に再び飛び込んでいるのは、「YOLO(You Only Live Once=人生は一度きり)」精神の個人トレーダーだけではない。ゴールドマン・サックスのヘッジファンド顧客もそうだ。

ゴールドマンのアジア太平洋地区デジタル資産担当責任者マックス・ミントン氏はインタビューで、「最近の上場投資信託(ETF)承認が引き金となり、顧客の関心と活動が再燃している」と指摘。「当社大口顧客の多くは、この分野に積極的であるか、積極的な取り組みを模索している」と述べた。

2021年に暗号資産取引デスクを設置したゴールドマンは現在、CME上場のビットコインとイーサの先物に加え、現金決済のビットコインオプションとイーサオプション取引を提供。暗号資産の取引は行っていない。ミントン氏は昨年は比較的静かな年だったが、年初から顧客の関心が高まっていると述べた。

同氏によると、需要の大半はゴールドマンの既存顧客からで、大部分は伝統的なヘッジファンド。ゴールドマンは資産運用会社や銀行顧客、選ばれたデジタル資産会社など「より広範な顧客」にも手を広げている。顧客は方向性への賭けや利回り向上、ヘッジを目的に暗号資産デリバティブを利用しているという。

ビットコイン関連商品は依然として顧客の関心の大半を占めているが、イーサのETFが米国で承認されるかどうかでイーサ関連商品への関心が変化するかもしれないと同氏は付け加えた。

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原題:Goldman’s Hedge-Fund Clients Get More Active in Crypto Options(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:3/25(月) 8:34

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