NY為替:ドルは一時乱高下、CPI予想上振れで利下げ見送り観測も
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円53銭まで上昇後、148円30銭まで下落し、148円58銭で引けた。米9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、インフレ鈍化の改善が停滞したことが明らかになりドル買いが加速した。同時に、米先週分新規失業保険申請件数が前回から予想外に増加したため景気悪化も警戒され、一時ドル売りに転じた。その後、アトランタ連銀のボスティック総裁が年内あと2回ある連邦公開市場委員会(FOMC)のうち1回利下げ見送りの可能性を示唆したため、長期金利上昇に伴いドル買いが再開した。
ユーロ・ドルは1.0955ドルまで上昇後、1.0900ドルまで下落し、1.0935ドルで引けた。ユーロ・円は、163円05銭から162円18銭まで下落。ポンド・ドルは1.3088ドルまで上昇後、1.3022ドルまで下落。ドル・スイスは0.8613フランまで上昇後、0.8560フランまで下落した。
《MK》
フィスコ
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最終更新:10/11(金) 7:50