日経平均56円高と3日続伸、買い先行も円高や戻り待ちの売りで上値重い=6日前場
6日前場の日経平均株価は、前日比56円56銭高の3万8888円04銭、TOPIX(東証株価指数)が同5.77ポイント高の2751.18ポイントと3日続伸した。現地5日の米国株式が上昇した動きを受け、日経平均は午前9時29分に同358円65銭高の3万9190円13銭を付けた。ただ、その後は、円高が警戒される中で戻り待ちの売りが優勢となった。外国為替市場では、一時1ドル=151円台の後半まで円高が進んだ。輸出関連銘柄がさえず、前場の安値圏で取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は10億8134万株、売買代金は2兆2031億円。騰落銘柄数は値上がりが1201銘柄と7割を超えた一方、値下がりは383銘柄。変わらずは54銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、JAL <9201> 、ANA <9202> の空運株が上昇。バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株や、AGC <5201> 、TOTO <5332> などのガラス土石株も高い。JR東日本 <9020> 、JR東海 <9022> などの陸運株や、信越化 <4063> 、富士フイルム <4901> などの化学株も堅調。ニッスイ <1332> 、マルハニチロ <1333> などの水産農林株や、王子HD <3861> 、北越コーポ <3865> などのパルプ紙株もしっかり。一方、トヨタ <7203> 、ホンダ <7267> などの輸送用機器株や、NTT <9432> 、KDDI <9433> などの情報通信株が安い。
個別では、ミガロHD <5535> 、ルネサス <6723> 、AZC丸和 <9090> 、冶金工 <5480> 、日電硝子 <5214> が上昇。半面、JMDC <4483> 、アバント <3836> 、松風 <7979> 、IWI <4847> 、キッコマン <2801> などが下落した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:2/6(木) 11:58