NZ中銀、自己資本規制見直しの必要性否定 競争当局に反論

4/23 14:59 配信

ロイター

Lucy Craymer

[ウェリントン 23日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は23日、競争当局が金融機関を対象とする自己資本規制の見直しが必要と指摘したことに反論した。

規制当局である商務委員会が報告書の原案で、同国の個人向け銀行部門の競争が限定的との見解を示し、中銀が自己資本規制を見直す必要性に言及したことが3月に明らかになっていた。

同委は、中銀が2008年から大手銀行に中小銀行よりも大幅に少ない資本で一部融資業務を行うことを認めているため、大手銀に競争的優位を与えるケースがあると指摘。

中銀のホークスビー副総裁は、銀行の自己資本に関する現行規制は、最近行われた慎重かつ広範な見直しの結果であり、段階的導入の段階になおあると説明。

その上で、商務委の提案した変更は「競争上のメリットがごくわずかで、意図しない結果を招くとともに国際的な規制アプローチと足並みが合わなくなる可能性がある」と述べた。

ロイター

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最終更新:4/23(火) 14:59

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