トランプ氏、中絶規制は各州の判断に委ねるべき-例外への支持も表明

4/8 22:20 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): トランプ前米大統領は人工妊娠中絶問題について、妊娠のいかなる段階においても連邦レベルで禁止するのではなく、中絶規制については各州の判断に委ねるべきだとの考えを示した。自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に動画を投稿した。

トランプ氏は中絶の権利を認めた「ロー対ウェイド判決」を連邦最高裁判所が覆し、各州が独自に中絶規制を設定することに道を開いたとして称賛。

中絶が許される妊娠週数やどこまで見解が保守的かなど、州によって状況はさまざまだとした上で、「最終的には民意がすべてだ」と語った。

11月の大統領選で争点の1つに浮上している中絶問題は、規制強化に傾く共和党にとって最大の弱点となっており、今回のトランプ氏の発表は有権者の反発を和らげたい思惑があるとみられる。党内の中絶反対派と特定の状況下で中絶を容認する穏健派の分裂を避ける狙いもありそうだ。

トランプ氏はまた、中絶禁止に例外を設けることは主張しなかったものの、「レーガン元大統領のように、レイプや近親相姦(そうかん)、母体の生命にかかわる場合に例外を設けることを強く支持する」と述べた。

さらに「全米のすべての州で」体外受精(IVF)が受けられるようにすることを支持する考えを示した。

原題:Trump Says States Should Set Abortion Limits, Notes Exceptions(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:4/8(月) 22:20

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