(ブルームバーグ): 米デルタ航空は、ボーイングの「737MAX-10」納入が2027年までずれ込む可能性があると予想している。ボーイングは連邦当局による安全性調査と刑事捜査を受けている。
MAX-10を100機発注し、さらに30機購入のオプションを持つデルタ航空は、来年の納入開始を予想していた。
エド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は10日、テキサス州オースティンでのインタビューでMAX-10について「もし25年に納入されるとすれば、同年後半になると既に予想していた」とし、「私の推測では、さらに1年または2年先になるだろう」と語った。
1月のアラスカ航空のフライトで機体の一部が吹き飛ぶなど一連の事故を受け、ボーイングは連邦航空当局の厳しい調査に直面している。アラスカ航空の事故は、司法省による刑事捜査にもつながった。こうした問題を背景にMAX-7とMAXー10に関する連邦当局の認証が遅れている。
原題:Delta CEO Expects Boeing 737 Max 10 May Be Delayed Until 2027(抜粋)
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最終更新:3/11(月) 8:13
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