ドル円はその後、156円台半ばで落ち着いている。本日のドル円は急落。休日上げ早朝のアジア時間に160円台を瞬間的につける場面が見られたが、大型連休で東京勢が休みの中、ドル円は断続的に下落し、一時154円台まで急落する場面が見られた。先週のあまりに急ピッチな上げに、さすがに高値警戒感も出ており、何らかをきっかけに下げ易い状況ではあった。
財務省の介入観測が出ており、一部報道では介入を実施したと伝えているが、有無は定かではない。市場と財務省の心理戦が繰り広げられている中で、財務省が介入したと仮定すれば、水曜日のFOMCの結果発表を前に、現段階で160円は許容しない姿勢に布石を打ったのかもしれない。
そのFOMCだが、今回は金利据え置きが確実視されており、声明やパウエル議長の会見が注目される。第1四半期のインフレ指標がなお粘着性を示したことから、FRBは前回のFOMCよりもタカ派な雰囲気を強調すると見られている。年内の利下げ観測は否定しないものの「インフレ低下を確信させるデータが必要」との認識をさらに強調するものと見られている。市場は年内1回か2回まで利下げ期待を低下させているが、それを正当化する内容になると見られているようだ。
USD/JPY 156.47 EUR/JPY 167.76
GBP/JPY 196.62 AUD/JPY 102.79
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんかぶ(FX)
最終更新:4/30(火) 4:12
Copyright © 2024 MINKABU THE INFONOID, Inc. 記事の無断転用を禁じます。
© LY Corporation