＜１１日の動意株＞７＆ｉＨＤが続落、２５年２月期業績予想で利益見込みが市場予想の平均に届かず

　７＆ｉＨＤ <3382> が続落し、１０３円安の２０４２円を付けた。１０日引け後、２５年２月期の連結業績予想を発表。減収経常減益に、利益見込みが市場予想の平均に届かず、嫌気された。

　２５年２月期業績は、営業収益１１兆２４６０億円（前期比２．０％減）、経常利益５０２０億円（同１．０％減）を予想。国内では、継続した物価上昇による家計の節約志向の高まりや消費意欲の低下など、先行き不透明な状況が続くことを想定。北米では、個人消費環境が厳しい状況が続くことが懸念されるが、２４年後半以降には金融緩和などによる段階的な景気回復を見込む。業績の前提となる為替レートは１ドル＝１４５円、１元＝１９円としている。配当は、第２四半期末２０円（１対３の分割前実績５６．５円）、期末２０円（同５６．５円）の合計４０円（同１１３円）を計画。１対３の株式分割を考慮すると１２０円となり、実質的には増配となる見込み。

　２４年２月期決算は、営業収益１１兆４７１７億５３００万円（前期比２．９％減）、経常利益５０７０億８６００万円（同６．６％増）だった。

　１１日の終値は、前日比１０３円安の２０４２円。

提供：ウエルスアドバイザー社