〔東京外為〕ドル、158円台後半=日銀利上げ加速観測で下落(3日午前9時)
3日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日銀の利上げ加速観測で、1ドル=158円台後半に下落した。午前9時現在、158円89~90銭と前日(午後5時、159円69~69銭)比80銭のドル安・円高。
前日の海外市場では、米国時間の序盤に、大口の売りに押され、158円20銭台まで急落した。中盤から終盤にかけては、原油価格の高止まりなどで、159円近辺まで買い戻されたものの、日本政府・日銀による介入警戒感から、158円60銭台まで下落した。東京時間の早朝は、158円60~90銭台で推移している。
日銀の高田創審議委員は2日の講演で、「従来の半年に一度という状況ではなく、機動的な対応が必要となってくる」などと言及。市場では、日銀の利上げペースが加速するとの思惑が広がった。
前日の急落について、国内銀行のディーラーは「一部でレートチェックのうわさが浮上しているが、米当局がレートチェックを実施した1月と比べて取引量は少なく、違和感がある」と話す。その上で、「高田氏の講演を受けた連続利上げ観測や、ベセント米財務長官の日銀への利上げ催促などで介入警戒感が強まっていた中、低調なADP全米雇用報告がドル売り・円買いのトリガーになった可能性が高い」との見方を示した。ある関係者も「レートチェックが入ったとは、聞いてない」と明かした。
東京市場は、あすに8月の米雇用統計の発表を控えていることから、様子見ムードが広がる公算が大きく、158円台後半を中心としたレンジ推移が予想される。
ユーロは対円で下落、対ドルでは小幅高。午前9時現在、1ユーロ=184円07~10銭(前日午後5時、184円89~90銭)、対ドルでは1.1584~1585ドル(同1.1577~1578ドル)。(了)
時事通信
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