本土大引け:3日続伸で約2週間ぶり高値、航空株やゲーム株に買い

4/1 16:27 配信

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 週明け1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前営業日比1.19%高の3077.38ポイントだった。深セン成分指数は2.62%高の9647.07ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9993億3600万元だった。

 上海総合指数は終日プラス圏で堅調に推移し、終値は3月20日以来、約2週間ぶりの高値だった。官民発表の2024年3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)がいずれも市場予想を上回り、景況判断の分かれ目となる50を上回ったことが好感された。また、国務院国有資産監督管理委員会が新分野と新チャネルを切り開く企業を育成し、次代の成長を支える「新質生産力」の発展につなげようと、「啓航企業」の第1陣を選定したと伝わったことも材料視された。セクター別では、バッテリー素材や航空・空港運営、ゲームが全面高となるなど、幅広いセクターで買いが優勢だった。半面、石炭の一角が売られた。

 A株市場では、清明節の連休を前に中国国際航空(601111)や広州白雲国際機場(600004)などが買われたほか、中国の国家新聞出版署が3月に国産オンラインゲーム107本の商用化を認可したことを受け、リストに含まれた巨人網絡集団(002558)や厦門吉比特網絡技術(603444)、深セン中青宝互動網絡(300052)なども高かった。半面、山西焦煤能源集団(000983)や中国神華能源(601088)などが売られた。

 上海B株指数は0.64%高の255.57ポイント、深センB株指数は0.69%高の1092.59ポイント。

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最終更新:4/1(月) 16:27

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