日経平均は379円安と反落、米株安や円高で売り優勢、プライム値下がり銘柄7割超=17日前場
17日前場は日経平均株価が、前日比379円55銭安の3万8193円05銭と反落。TOPIX(東証株価指数)は同26.84ポイント安の2661.47ポイントと続落した。現地16日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が下落したことや、円高などを受け、日本株も朝方から売りが先行。引き続き、1月の日銀の利上げ観測への警戒感もあり弱含みで推移し、日経平均は午前10時55分に、同516円92銭安の3万8055円68銭を付けた。その後は、やや下げ渋って前場の取引を終えている。
東証プライム市場の出来高は8億7277万株、売買代金は1兆9349億円。騰落銘柄数は値上がりが357銘柄にとどまった一方、値下がりは1222銘柄と7割を超えた。変わらず63銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇した。バンナム <7832> 、大日印 <7912> などのその他製品株や、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株が下落。MS&AD <8725> 、東京海上 <8766> などの保険株や、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株も安い。東レ <3402> 、ゴルドウイン <8111> などの繊維株や、INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株も軟調。OLC <4661> 、リクルートH <6098> などのサービス株や、KDDI <9433> 、ソフバンG <9984> などの情報通信株も弱かった。一方、日本製鉄 <5401> 、神戸鋼 <5406> などの鉄鋼株や、日本紙 <3863> 、大王紙 <3880> などのパルプ紙株が高い。
個別では、任天堂 <7974> 、東建物 <8804> 、バリューHR <6078> 、DeNA <2432> 、円谷FH <2767> が下落。半面、ラクーンHD <3031> 、GMOインタ <4784> 、日野自 <7205> 、霞ヶ関キャピ <3498> 、ネクセラ <4565> などが上昇した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
関連ニュース
- ラクーンHDが高値更新、株主優待制度導入で買い人気
- リゾートトラが小動き、株式分割と優待の一部変更を発表
- 油研工が4日ぶり反発、ToSTNeT-3で自己株3万株取得
- SMKが反発、国立循環器病研究センターと認知症の前兆を検知できるシステム開発と報じられる
- ホギメディが3日続落、25年3月期第3四半期決算は営業減益に
最終更新:1/17(金) 11:45