大林組(1802) 会社側が通期計画を上方修正。当研究所予想も同額に見直し
QUICK企業価値研究所アナリスト 細貝広孝(2025/04/14)
・サマリー
会社側は4月10日、25/3期通期の連結業績が前回計画(25年2月)を上回る見通しになったとして、業績修正を発表。売上高は前回計画を100億円上回る2兆6200億円(24/3期比13%増)、営業利益は同110億円上回る1430億円(同80%増)に上方修正。会社側の計画修正を踏まえて企業価値研究所では、25/3期見通しを会社計画と同額に修正する。
25/3期3Q累計の連結業績は、売上高が前年同期比11%増、営業利益が同90%増だった。建築・土木ともに完工粗利益率が改善した。
・アナリストの投資判断 ~株価は25/3期の増益を織り込むも、さらに上値切り上げへ
27/3期予想EPSから算出したPERは11.9倍程度と、建設セクターの予想PER11.2倍程度を上回っている。足元の株式相場全体が調整局面であるのに対し、当研究所では同社の株価は24年に行った資本政策の見直し、25/3期通期の大幅営業増益を株価に織り込んでいると想定している。ただ、中期的にも利益成長が進捗することで、株価は水準をさらに切り上げる公算が大きいと考える。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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最終更新:4/17(木) 15:00