後場コメント No.2　パナソニックＨ、ハウテレビ、ＡＤＥＫＡ、住友ベ、ＴＯＰＰＡＮ、日カン

★13:04　 パナソニックＨＤ－反落　インドで円筒形リチウムイオン電池製造の合弁設立に向け協議
　パナソニックホールディングス<6752>が反落。同社は4月1日、パナソニックエナジーが、市場の拡大が見込まれるインドの二輪、三輪自動車及びエネルギー貯蔵システム向け電池の需要に対応するため、インディアンオイル（インド）と、円筒形リチウムイオン電池の製造に関する合弁会社設立の枠組みについて、タームシートに署名し協議を開始したと発表した。
　
　今後、両社間でフィジビリティスタディを推進し、インドでのクリーンエネルギー拡大における蓄電池技術の活用に関して協議を進め、2024年夏ごろの協業内容決定をめざすとしている。

★13:09　 ハウテレビジョン－底堅い　採用代行サービス事業展開のログリオを子会社化
　ハウテレビジョン<7064>が底堅い。同社は4月1日、エンジニア採用領域において高い専門性を有す採用代行サービス事業を行うログリオ（東京都港区）の株式を100％取得し、子会社化したと発表した。
　
　今回の子会社化により、同社グループにおけるエンジニア採用支援事業を強化し、ユーザーおよびクライアント企業に対し高付加価値なサービスを提供するとともに、持続的な企業価値の向上をめざすとしている。

★13:10　 ＡＤＥＫＡ－後場下げ幅縮小　新中計策定　27.3期営業益530億円めざす
　ＡＤＥＫＡ<4401>が後場下げ幅縮小。同社は1日13時、25.3期～27.3期を対象とする中期経営計画を策定したと発表した。

　財務目標として、最終年度の営業利益は530億円をめざす。設備投資額は3カ年で750億円、配当性向は40％以上とする。基本戦略として、稼ぐ力の強化、高収益構造への転換、環境貢献製品の拡大、および事業構造の変革による温室効果ガス（GHG）削減、経営基盤の強靭などに取り組むとしている。

★13:21　 住友ベークライト－みずほが目標株価を引き上げ　新たな成長ステージを予想
　住友ベークライト<4203>が大幅反落。みずほ証券は、事業利益300億円の壁を越えて、新たな成長ステージを予想。投資判断は「買い」を継続、目標株価は4100円→5200円に引き上げた。

　半導体封止材やヘルスケア関連を牽引役に25/3期以降は2桁増益、過去最高益を更新すると予想。世界シェア4割を有する半導体封止材の売上高は、26/3期までの3年間で年率7％増と予想している。三次元実装やチップレットなど高集積半導体向けにモールドアンダーフィル材や顆粒材といった高付加価値品の需要増が見込まれるほか、モーター磁石固定用封止材やECU一括封止材などモビリティ戦略3製品は年率37％増と高成長を期待している。これまで幾度となく跳ね返されてきた事業利益300億円の壁をクリアし、スペシャリティ化の加速が株価バリュエーションの水準訂正につながると予想。なお、短期的な視点で今年5月発表予定のガイダンスならびに新中期経営計画はマクロ環境の不透明さを理由に保守的に見積もる可能性があるという。

★13:23　 ＴＯＰＰＡＮＨＤ－反落　SNS広告とEC支援を行うココラブルを完全子会社化
　ＴＯＰＰＡＮホールディングス<7911>が反落。同社は4月1日、グループ会社であるＴＯＰＰＡＮが、SNS広告事業とEC支援事業などを行う、ココラブル（東京都渋谷区）の株式を取得し、2024年3月29日に完全子会社化したと発表した。
　
　同社は、これまでの豊富な実績によりデジタルマーケティングにおける戦略から実行まで網羅的なサポートを顧客に展開している。ココラブルのリソースを統合することで、Webでの集客から顧客体験の設計、EC購買までの一連を「グロース支援型」で提供する機能を強化し、事業規模の拡大を図るとしている。

　なお、株価への好影響は限定的となっている。

★13:28　 日本製缶－続伸　投資有価証券の売却終了　売却益は1.1億円
　日本製缶<5905>が続伸。同社は1日13時、投資有価証券の売却が終了し、売却益の金額が確定したと発表した。

　投資有価証券売却益は1.1億円。売却時期は2023年8月～12月。市況などの事情により、当初予定の1.5億円から減少した。24.3期決算における影響はないとしている。