〔東京外為〕ドル、155円台後半=米長期金利上昇で上伸(17日正午)

5/17 12:03 配信

時事通信

 17日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日米金利差の拡大が意識されて、ドル買い・円売りの動きが優勢となり、一時155円90銭台まで上昇した。正午現在は155円87~88銭と前日(午後5時、154円41~42銭)比1円46銭の大幅ドル高・円安。
 前日の米国市場では、米労働省が発表した新規週間失業保険申請件数の良好な結果やバーキン・リッチモンド連銀総裁が利下げに慎重な姿勢を示したことを受け、米長期金利が上昇し、155円50銭台まで値を伸ばした。
 こうした海外市場の流れを引き継ぎ、東京時間は155円30銭台でスタート。午前10時すぎに日銀の国債買い入れオペで減額が見送られたことから、円を売る動きが強くなり、155円台後半まで上昇した。市場では「156円を超えると介入警戒感が高まる」(シンクタンク)との声が聞かれた。
 ユーロは朝方に比べ対円で上昇、対ドルで下落。正午現在、1ユーロ=169円23~24銭(前日午後5時、167円91~92銭)、対ドルでは1.0856~0857ドル(同1.0874~0874ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:5/17(金) 12:33

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