前場コメント No.7 住友商、郵船、東海カーボ、NOK、物語コーポ、ニッパツ
★9:45 住友商-東海東京が目標株価引き上げ 全社の収益力強化が進展し収益拡大へ
住友商事<8053>が堅調。東海東京インテリジェンス・ラボでは、全社での収益力強化の進展を評価。レーティング「Outperform」を継続し、目標株価を2000円→2200円と引き上げた。
東海東京では、27.3期1Qの当期利益は前年比192億円増の1901億円となり、バッファー考慮前の通期計画6600億円に対する進捗率は29%と順調だったとしている。資産入替関連および特殊損益は前年比210億円の減益となったが、基礎的収益は同400億円の増益となり、全社収益の底上げが進展していると判断できるという。想定以上に好調に推移しているとみられる資源、デジタル・AI、コミュニケーションサービス等の予想を引き上げ、全社当期利益を7000億円とした。
★9:52 日本郵船-野村が目標株価を引き上げ 27.3期経常利益は最新計画をさらに上回ると予想
日本郵船<9101>が大幅反発。野村証券では、27.3期経常利益は最新計画をさらに上回ると予想。投資評価は「Buy」を継続し、目標株価は7100円→8800円に引き上げた。
野村では、4~6月期決算と直近までの海運市況を踏まえ、業績予想をアップデート。投資魅力は、(1)エネルギー事業で原油タンカー(VLCC)、LPG船でスポット運賃が反映される船が10隻未満あり、中東情勢の悪化に伴うトレードパターンの変化による市況上昇と高止まりの恩恵を受ける、(2)株主還元方針は配当性向40%程度、27.3期配当予想は279円、(3)28.3期からの新しい中期経営計画の期間ではコンテナ船以外の利益成長を重視する方向で、その下準備として物流事業、エネルギー事業、ドライバルク事業でM&Aに着手などを挙げた。なお、28.3期はコンテナ船運賃が正常化し、27.3期より低下する前提としながらも、ROEは8%台を予想している。
★9:54 東海カーボン-SMBC日興が目標株価引き上げ 黒鉛電極の業績改善余地にも注目
東海カーボン<5301>が大幅反発。SMBC日興証券では、黒鉛電極の外部環境変化による業績改善余地にも注目。投資評価「1」を継続し、目標株価を2100円→2400円と引き上げた。
SMBC日興では、目標株価の算出基準年度である27.12期の予想EPSを105.8円→119.1円へ引き上げ、SOTPで求めたPERは事業貢献度の変化から19.8倍→20.2倍とした。ファインカーボン事業ではメモリ向けを中心とした半導体関連製品、工業炉及び関連製品ではMLCC向け製品が、同社業績を引き続きけん引する見通し。また、黒鉛電極事業では、競合他社の拠点閉鎖や米国のインド品へのアンチダンピング調査によって、来期以降は北米の市場環境が好転する可能性が高まっていると考えている。
★9:56 NOK-東海東京が目標株価引き上げ シール需要は堅調、電子部品も2Q以降の回復を想定
NOK<7240>が反発。東海東京インテリジェンス・ラボでは、主力のシール事業における収益拡大継続を評価。レーティング「Outperform」を継続し、目標株価を3220円→3460円と引き上げた。
東海東京では、再確認する理由として、主力のシール事業における収益拡大継続を見込むこと、電子部品事業では2Q-3Q(7-12月)にかけて主要顧客の生産増加に伴う利益浮上を想定すること、イーグル工業との経営統合後の新会社における新たな中期経営計画への期待が高まると見ることを挙げている。27.3期1Q決算では一般産機向けシール需要の回復が確認できており、オイルシール需要は堅調が続くとみている。
★10:00 物語コーポ-SMBC日興が目標株価引き上げ 依然として株価には割安感
物語コーポレーション<3097>が3日続伸。SMBC日興証券では、業績予想を上方修正し、依然として株価には割安感があると判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を5800円から8000円に引き上げた。
SMBC日興では、業績予想について27.6期の営業利益予想は135億円(YoY+11%)、28.6期は152億円(+12%)に引き上げた。同社は国内で出店により成長が見込まれる数少ない企業、さらなる新業態による成長加速の可能性、海外事業が軌道に乗ってきたことを踏まえると、足元業界平均を下回るバリュエーションには割安感があると考えている。
★10:00 日本郵船-SMBC日興が目標株価引き上げ 短期業績は上振れ、増配は期待されるが追加還元期待は後退
日本郵船<9101>が大幅反発。SMBC日興証券では、運賃市況の上昇を主因に業績予想を増額修正。投資評価「2」を継続し、目標株価を5800円→6900円と引き上げた。
SMBC日興では、27.3期1Q決算を踏まえ業績予想を修正。コンテナ船スポット運賃など各種海上運賃は前提を上回って推移しているとみられ、上期決算での増額修正期待が大きいこともあり、邦船3社の株価は好調に推移した点に言及した。経常利益予想については、運賃市況の上昇を主因に増額修正。コンテナ船事業のONE社の税引後損益は17.5億ドルと運賃上昇を背景に増額修正し、目標株価は業績予想の変更とβ値の変更を反映して修正したとしている。
★10:02 ニッパツ-MSMUFGが目標株価引き上げ HDDサスペンションの見通し引き上げを評価
ニッパツ<5991>が続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、HDDサスペンションの見通し引き上げを評価。投資判断「Overweight」を継続し、目標株価を4400円→4500円と引き上げた。
MSMUFGでは、今26年度OP予想を615億円→625億円に修正し、懸架ばねの下方修正を除くと20億円程度の増額修正した。HDDサスペンションのOPを315億円→335億円へ増額し、数量増による収益性改善が着実に進展。27年度予想も350億円→375億円へ修正した。自動車用ばね、シート、SPE部品などの見方に変更はなく、HDDサスペンションの見通し引き上げを反映した。生産体制に伴うコスト増の顧客への価格転嫁を含めて、引き続きHDD部材の売価改善への取り組みが注目されるとしている。
畑尾
最終更新: