<マ-ケット日報> 2024年4月22日

4/22 16:42 配信

株探ニュース

 週明けの市場は日経平均が大幅反発。終値は前週末比370円高の3万7438円だった。日経平均は前週末に1000円幅を超えて下げたためこの日はリバウンド狙いの買いが先行。一時は3万7511円(443円高)まで買い進まれた。買い一巡後は戻り売りに押されて伸び悩む場面が続いた。前週末に米ハイテク・半導体株が下げた影響が出ている面もある。終盤は米株先物の上昇を受けて徐々に再浮上へ。トピックスは前週末の下げの2/3超を埋めている。

 前週末の米国市場はディフェンシブ株に買いが入りダウ平均は続伸した。この日はイスラエルによるイランへの報復攻撃が極めて限定的だったことから緊張緩和ム-ドを先取りする買いが広がった。主に好決算銘柄やディフェンシブ株に買いが集まりダウ平均を押し上げている。一方、根強いインフレ警戒感から長期金利は高止まりしたまま。ハイテク株の多いナスダック指数は22年10月以来の6日続落となり、S&P500種も6日続落で2カ月ぶりに5000の大台を割り込んだ。

 さて、東京市場は米半導体株安などで上昇のけん引役を失っており相場の回復力が少し鈍ってるような状態だ。今週は米国で主力企業の決算発表が多く控えていることも手掛けにくさの要因になっている。日経平均はテクニカル上で重要な線である75日移動平均線(3万7941円)を下回ったまま。同線は年初からの平均的な買いコスト(終値ベース)とほぼ同じで戻り売りが出やすい水準でもある。(ストック・データバンク 編集部)

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最終更新:4/22(月) 16:42

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