本土前引け:3日続落、資源株下落と人民元安が重荷

4/23 12:58 配信

トレーダーズ・ウェブ

 23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。前場終値は前日比0.41%安の3032.13ポイントだった。深セン成分指数は0.74%安の9170.92ポイントと4営業日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4836億100万元だった。

 上海総合指数は序盤に下げ幅を拡大。中東情勢の緊迫化を受けて上昇していた資源株が前日に続いて売られ、指数を押し下げた。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ先送り観測を背景に米ドル相場が上昇するなか、人民元安に伴う資金流出も警戒されたもよう。もっとも、中国の財政出動に対する期待は根強く、指数の下値は限定的。中国財政部の幹部が22日の報道向け会見で、「超長期の特別国債を発行する作業をタイムリーに開始する」と述べた。

 セクター別では貴金属とバッテリー素材が全面安。造船、石炭、鉄鋼、非鉄金属も売られた。半面、教育、ソフトウエア開発、インターネットサービスが買われた。

 上海B株指数は0.73%安の244.54ポイントと4営業日続落。深センB株指数は0.06%安の1065.85ポイントと3営業日ぶりに反落した。

トレーダーズ・ウェブ

関連ニュース

最終更新:4/23(火) 13:03

トレーダーズ・ウェブ

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング