〔米CPI反響〕インフレ鈍化なお不透明=追加利上げ視野―BMOのアンダーソン氏

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時事通信

 BMOの米国主任エコノミスト、スコット・アンダーソン氏=8月の米消費者物価指数(CPI)は、コア指数が前月比0.3%上昇と、市場予想(0.2%)を上回った。今回の結果を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切る可能性は高く、その後も追加利上げが見込まれるとみている。
 FRBは、インフレ率が目標の2%に向けて鈍化するのを待ってきたが、忍耐の限界に近づいている。9月に入りガソリンや原油価格が一段と上昇する中、インフレ率が自然に2%へ戻ることを示す材料は乏しく、むしろ再加速する可能性もある。今回のCPIで特に問題なのは、サービス価格の伸びが依然として高止まりしていることだ。住宅とエネルギーを除いたスーパーコアのサービス価格は、前月比0.51%上昇した。
 総合は前月比0.4%上昇と、市場予想通りだったが、市場がより注目したのはコア指数の0.3%上昇だった。8月のCPIは、インフレが2%の目標に向けて着実に鈍化しているとの確信を強める内容ではない。サービス部門の根強いインフレ圧力に、エネルギーや財価格の上昇圧力も加わっている。
 来週のFOMCを前にした最後の主要なインフレ指標となる今回のCPIを受け、委員会内の意見は利上げに傾いた可能性が高い。本稿執筆時点で、フェデラルファンド(FF)金利先物市場は来週の利上げを88%の確率で織り込み、年末までの追加利上げもほぼ完全に織り込んでいる。今回の内容を踏まえれば、こうした市場の見方はおおむね妥当だと考えている。(ニューヨーク時事)〈STAT〉〈FRB1〉

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