塾代45万円で「ボーナス全部消える」夏。40歳・医療事務女性、昇進より税金アップに泣く
夏のボーナスシーズン到来。2025年の民間企業の夏のボーナスは、4年連続で増加が予測されています。
ここではAll Aboutが募集した「2025年夏のボーナス予測アンケート」から、他人のボーナス事情をのぞき見ていきます。
◆回答者プロフィール
回答者本人:40歳女性
同居家族構成:本人、長男、長女
居住地:東京都
職種:医療・看護・福祉系
雇用形態:正社員
勤務年数:6年目
年収:350万円
金融資産:現預金1000万円、リスク資産なし
◆「夏ボーナスは額面で約35万円。昨年より減りそう」
今回の投稿者は東京都在住、中学生と高校生の2人の子どもを持つ40歳の女性。医療機関の医療事務として正社員で働き、6年目とのことです。
2025年の夏ボーナスについては、昨年と比べて「減りそう」で、「額面で35万円、手取りは30万円くらい」を予想。
ボーナスが減る見込みの理由として、「昇進したが、40歳を超えて税金が上がるため」とあり、支給額そのものではなく、社会保険料や税金の影響で手取りが減ってしまう様子。
過去2年の夏のボーナスの支給額は、額面で「2024年は38万円、2023年は35万円」と、金額面での大きな変動はないものの、投稿者本人としては負担感が年々増しているようです。
◆「ボーナスは子どもの夏期講習代で消える。むしろ足りない」
今の仕事内容にボーナスの金額は「見合っていない」とコメント。「人手が足りず、仕事量は増えるのに給料があまり上がらない。今年4月に会社も頑張って給料を上げてくれたが、基本給ではなくベースアップ手当として追加されたので、ボーナスは上がらない(基本給をベースに支給される為)」とため息。
加えて、「ベースアップ手当以上に月々の税金が上がっているので、ボーナスの有難みが減っている。同月に月給で税金を払っているのにボーナスにも税金がかかるのに怒りを覚える」と納得いかない様子です。
今回の夏のボーナスの使い道については、「子どもが2人とも受験生の為、塾の夏期講習代金で全て消えます」とのこと。「長男25万円、長女20万円ほど」かかり「むしろ赤字の為、貯金から補填(ほてん)する」そうで、自分自身へのご褒美や娯楽はなし。
最後に、ボーナスは「何百万円ももらっている人もいれば、私のように月給と変わらない額しか貰えない人もいる」とし、「私はシングルマザーなのでもらえるだけあり難いと思っています。自分に合う働き方で生活できればいい」と現実と向き合っておられました。
※本文カギカッコ内の回答者コメントはなるべく原文に準拠した形をとっています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
あるじゃん(All About マネー)
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最終更新:6/24(火) 6:10