〔東京外為〕ドル、153円台前半=日銀の利上げ加速観測で軟調(9日午後3時)
9日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日銀の利上げペース加速観測が根強い中、1ドル=153円台前半で軟調に推移している。午後3時現在、1ドル=153円29~30銭と前日(午後5時、153円79~80銭)比50銭のドル安・円高。
東京時間早朝はじりじりと水準を切り下げ、午前9時すぎには153円25銭近辺まで下落した。ベセント米財務長官が、「円について介入する際は、日銀や日本の当局がどう動くか、かなり正確に把握している」などと述べたと伝えられたことが「日米協調による円安阻止の姿勢を強調したと受け止められ、ドル売り・円買い材料になった」(邦銀)と指摘される。
仲値公示にかけては「国内輸入企業などによるドル買い・円売りが優勢だった」(外為仲介業者)といい、午前10時すぎには153円80銭近辺まで値を戻した。その後は再び売りが強まり、153円台半ばに押し戻された。
午後は一段安となり、153円20~30銭台を中心に推移している。「時間外取引の米長期金利低下や日経平均株価の軟化がドル円の下げ要因になっている」(先の外為仲介業者)との見方があった。
もっとも、10日には日銀の増一行審議委員の講演・記者会見と8月の米卸売物価指数(PPI)の発表、11日には8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、「様子見ムードが強く、ドル円の下げも限定的」(FX業者)となっている。
ユーロは正午に比べ対円で下落、対ドルでは小動き。午後3時現在、1ユーロ=178円35~36銭(前日午後5時、178円59~61銭)、対ドルでは1.1634~1634ドル(同1.1612~1612ドル)。(了)
時事通信
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