〔NY外為〕円上伸、一時149円台=米景況感の悪化で(28日午前10時半)
【ニューヨーク時事】週末28日午前のニューヨーク外国為替市場では、米消費者景況感の一段の悪化を示す統計の発表を受けて円買い・ドル売りが加速し、円相場は一時1ドル=149円93銭付近まで上伸した。午前10時半現在は150円00~10銭と、前日午後5時(151円00~10銭)比1円ちょうどの円高・ドル安。
米商務省が朝方発表した2月の個人消費支出(PCE)物価は、コア指数が前月比0.4%上昇、前年同月比では2.8%上昇。それぞれ市場予想を0.1ポイント上回り、インフレ圧力の根強さを示した。
ただ、同統計では個人消費支出の鈍さも示され、景気減速懸念が拡大。さらに、ミシガン大学がその後発表した3月の消費者景況感指数(確報値)が前月比7.7ポイント低下し、市場予想を下回ると、円買いに弾みがつき、相場は一気に149円台に乗せた。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0820~0830ドル(前日午後5時は1.0797~0807ドル)、対円では同162円40~50銭(同163円04~14銭)と、64銭の円高・ユーロ安。(了)
時事通信
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最終更新:3/29(土) 0:26