前場コメント No.3　シャープ、ミライアル、エッジテクノ、ホクト、今村証券、トミタ電機

★9:04　 シャープ－反落　傘下ダイナブック　AIサーバーに参入と伝わる
　シャープ<6753>が反落。11日付けの日刊工業新聞は同社傘下のダイナブックが、人工知能（AI）サーバー事業に参入すると報じた。記事によれば、今春にもデータセンター（DC）向けサーバーの受注を開始するとしている。

　なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。

★9:05　 ミライアル－売り気配　今1Q営業益66％減見込む　前期は38％増　各事業で苦戦
　ミライアル<4238>が売り気配。同社は8日、25.1期1Q（2-4月）の連結営業利益予想を2.4億円（前年同期比66.4％減）と発表した。通期予想は非開示とした。

プラスチック成形事業の主要な市場である半導体業界の需要が調整局面にあり、増産設備など投資による減価償却費の負担増加や原材料費の高止まりなどの影響を受け売上高および利益ともに軟調に推移する見込みだとしている。

　24.1期通期の連結営業利益は15.2億円（前の期比38.1％減）だった。
　
　プラスチック成形事業は半導体市場の需要が低調に推移したことやコスト高が、成形機事業は依然として部品供給不足の状況が継続し、生産活動が制約を受け工場が低稼働率となる状況が継続したことが、それぞれ響いた。

★9:06　 エッジテクノロジー－売り気配　通期営業益を下方修正　3Q累計は49％減
　エッジテクノロジー<4268>が売り気配。同社は8日、24.4期通期の営業利益予想を従来の2.0億円から8800万円（前期比63.9％減）に下方修正すると発表した。若手社員の営業活動が多くなったことで販売価格交渉力が弱まったこと、一部利益率の高いプロジェクトの縮小などを要因に売上総利益率が低下したことを踏まえた。
　
　3Q累計の営業利益は1.0億円（前年同期比48.9％減）となった。採用強化に伴う採用費・人件費の増加が響いた。

★9:07　 ホクト－大幅高　通期営業益を上方修正　記念配も実施
　ホクト<1379>が大幅高。同社は8日、24.3期の連結営業益予想を従来の19.2億円から27.0億円（前期は29.5億円の赤字）に上方修正すると発表した。原材料費、電力費、燃料費などの製造原価が計画を下回る状況であることを踏まえた。
　
　併せて、未定としていた24.3期通期の期末配当予想については、普通配当35円と、創立60周年を迎えることから記念配当5円を実施し、40円（23.3期末は30円）にすると発表した。

★9:08　 今村証券－買い気配　配当方針の変更を発表　配当性向35％へ
　今村証券<7175>が買い気配。同社は8日、株主への安定かつ充実した利益還元の姿勢をこれまで以上に明確にするため、配当方針を変更すると発表した。
　
　新たに配当性向を35％と明確化し、中間配当および期末配当の年2回配当を基本的な方針とするとしている。

★9:09　 トミタ電機－買い気配　前期営業益を上方修正　製造原価と販管費の圧縮が寄与
　トミタ電機<6898>が買い気配。同社は8日、24.1期の連結営業損益予想を従来の7300万円の赤字から2700万円の赤字（前期は1.4億円の黒字）に上方修正すると発表した。
　
　製造原価並びに販管費の圧縮に努めたことなどが寄与した。