18日の株式相場見通し=売り優勢か、米半導体株安嫌気も下値抵抗力発揮

4/18 8:01 配信

みんかぶ

 18日の東京株式市場は強弱観対立のなかも売り優勢、日経平均株価は3万7000円台後半で売り物をこなす地合いが想定されるが、3万7800円近辺に位置する75日移動平均線が攻防ラインとして意識され、ここを下抜ける可能性もあり、神経質な値動きとなりそうだ。前日の欧州株市場では独DAX、仏CAC40など主要国の株価指数は総じて上昇し、米国株市場でもリスク選好の欧州時間を引き継いで朝方は高く始まったものの、その後は買いが続かなかった。NYダウが小幅ながら反落したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は下落率が大きくなった。特にオランダのASML <ASML> は決算発表を嫌気され大きく売り込まれ、これが他の半導体関連株にも波及、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%を超える大幅安となった。これを受けて東京市場でも半導体関連株への売り圧力が拭えず、全体相場の重荷となりそうだ。日経平均株価は直近3営業日続落で1600円近く水準を切り下げており、目先値ごろ感からの押し目買いも想定され、売り一巡後は下げ渋る展開も予想される。きょうは台湾のTSMC <TSM> の決算発表が予定されており、その内容にもマーケットの関心が集まる。

 17日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比45ドル66セント安の3万7753ドル31セントと反落。ナスダック総合株価指数は同181.878ポイント安の1万5683.373だった。

 日程面では、きょうは2月の第3次産業活動指数、3月の首都圏マンション販売など。海外では、週間の米新規失業保険申請件数、4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、3月の米中古住宅販売件数、3月の米景気先行指標総合指数など。

出所:MINKABU PRESS

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最終更新:4/18(木) 8:01

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