〔東京外為〕ドル、157円台前半=輸入企業の買いで上昇(24日正午)

5/24 12:14 配信

時事通信

 24日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、国内輸入企業の買いなどで、1ドル=157円台前半に上昇した。正午現在は、157円06~06銭と前日(午後5時、156円75~76銭)比31銭のドル高・円安。
 前日の米国時間の序盤は、長期金利の低下を受けて売りが先行し、156円50銭台に軟化したが、週間新規失業保険申請件数が2週連続で改善したほか、PMIが製造業、サービス業ともに市場予想を上回ったことから買いが強まり、157円20銭付近と約3週間ぶりの高値を付けた。その後、まとまった売りに押され、いったん156円60銭台に下落。中盤は、ショートカバーで157円10銭台に切り返す荒い値動きだった。終盤は、ダウ平均株価の大幅下落や長期金利の上昇一服を眺め、156円80銭台に水準を切り下げた。
 午前は、実質的な五・十日による輸入企業の買いでじり高となり、157円10銭台に上昇した。その後は、調整売りなどで伸び悩み、157円00~10銭台でもみ合った。
 ドル円は、前日の米国市場の流れを引き継ぎ、157円台前半に上昇した。ただ、政府・日銀による介入警戒感から前日の高値に接近すると、伸び悩んだ。市場関係者からは「英国と米国が3連休に入るため、利益確定や持ち高調整の売りが出やすい」(外為仲介業者)との声も聞かれた。
 ユーロは朝方に比べ対円、対ドルで小動き。正午現在は、1ユーロ=169円75~77銭(前日午後5時、169円76~77銭)、対ドルでは1.0808~0808ドル(同1.0828~0829ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:5/24(金) 12:34

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