悪気なく妻をブチギレさせる夫の特徴、ソースが切れた時に絶対NGな一言とは?

4/17 14:02 配信

ダイヤモンド・オンライン

 言葉や質問への返事ひとつで、人間関係はギクシャクするもの。夫婦であればなおさらで、家庭は天国にも地獄にもなります。「よくデキた夫」でも、妻を大切に思っていても、悪気はこれっぽっちもなくても、ふとした拍子に「妻のスイッチ」を押してしまいがちです。コラムニストとして活躍する石原壮一郎さんの著書『押してはいけない 妻のスイッチ』(青春出版社刊)から、一部抜粋・編集して、夫にとってわかりづらい、押してはいけない「妻のスイッチ」について紹介します。今回は【食卓・お金・買い物】です。

● 揚げ物を食べようとしたらソースが切れていた 「このあいだ、ソースもうないよって言わなかったっけ」

 夫としては、単に「このあいだ、そういう話題が出た」と振り返っているだけのつもりでも、妻は「なぜ買っておかないんだ」と糾弾されているようにしか聞こえません。しかも、せっかくの揚げ物をソースなしで食べる事態に直面しているわけで、残念な気持ちを隠し切れず、つい責める口調になりそうです。

 料理関係の家事は主に妻の役割だったとしても、自分だってソースがもうないことには気付いていたわけなので、妻を責めるのは筋違い。自分が買ってくればいいだけです。

 もし最初から責めるつもりでこう言ったとしたら、妻は怒りを激しく爆発させるでしょう。普段は妻が買うことが多いとしたら、後ろめたさをかき消す必要があるので、爆発の勢いはなおさら激しくなりそうです。

 ここは残念な気持ちを押し殺して、「あっ、そうだソースなかったんだよね。ま、いっか」と平静を装いましょう。さらに「このあいだ話してたのに、買っておかなくてごめんね」と謝れば、平和に揚げ物を味わうことができます。

夫が株を上げるひと言
「コンビニで買ってくるよ」と立ち上がる手も。ただし、右のような言葉なしで買いに出たら、妻は責められたと感じて険悪な雰囲気になため注意が必要。

● 母親の得意料理でもある、煮豆を妻が作ってくれた 「おふくろのは、もうちょっと味が濃いかな」

 たとえ「お義母さんに教わって作ってみたんだけど、どうかな?」と尋ねられたとしても、ひと言目にこう答えるのは、あまりにもウカツです。

 まずは「おいしい!」「うまく煮えてるね」などと、感激と称賛の言葉を捧げましょう。妻から「ちょっと味が薄かったかも」といった“反省の弁”が出てきたとしても、油断は禁物。「そうだね。もうちょっと濃い味でもよかったかもね」などと、客観的な論評をする必要はありません。

 母親の得意料理である煮豆に挑戦してくれた妻の気持ちは、拝みたいぐらい尊すぎます。母親と仲良くしたいと思ってくれているのも、ありがたい限り。せいいっぱい応えるのが夫としての義務であり、人としての礼儀です。

 そう考えたら、「たしかに実家よりは味が薄めだけど、俺はこっちのほうが好きかな」ぐらいのことは言えるはず。もっと濃いめの味付けがいいと思ったとしても、本当にそれを主張する必要があるかどうか、夫婦関係に及ぼす影響を総合的に考えた上で冷静に判断しましょう。

妻を感動させる行動
実家に帰ったときには、妻が母親の指導のおかげで煮豆を無事に完成させたことを報告し、「またいろいろ教えてあげてよ」と頼む。
● 酒を飲むと人におごる癖があり、それを妻に怒られた 「男には見栄ってもんがあるんだよ」

 自分自身も、これまで先輩や上司におごられてきたことや、いろんな状況でおごられたことを考えると、誰にもおごらないまま生きていくわけにはいきません。いや、不可能ではありませんが、おごることを頑なに避けて生きていくと、寂しくて味気ない人生になるでしょう。

 妻もそこは理解しているはずですが、限度を超えた気前良さを発揮しているとなると話が別。夫の金銭感覚がルーズだと、妻としてはたまったもんじゃありません。

 男に限らず、「見栄ってもんがある」のは確かです。しかし、実は自制心のなさを無理に言い訳しているに過ぎないので、妻の心にはまったく響きません。しかも「男には」と、時代錯誤で根拠がない特権意識を前面に押し出されたら、さらに怒りに拍車がかかるでしょう。

 身の丈に合わない見栄を張ってしまうのは、コンプレックスなりストレスなり、何か理由があるはず。無駄遣いをするばかりか、自分の問題点から目をそらして強がっているようでは、たぶん遠からず妻に愛想を尽かされます。

夫が株を上げるひと言
「間違っていたよ。俺がいちばん見栄を張らなきゃいけないのは、キミに向けてだよね」と反省の気持ちを伝える。ただし、行動が伴わないと念入りに信用をなくす。

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最終更新:4/17(水) 14:02

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