金融安定理事会、ノンバンクに追い証に備えた対応計画策定を提言

4/17 17:28 配信

ロイター

Huw Jones

[ロンドン 17日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は17日、保険会社、ヘッジファンド、ファミリーオフィス、コモディティー(商品)取引業者など「ノンバンク」が十分な現金を保有するとともに、デリバティブ取引の担保となる証拠金の増加に備えたコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)を策定すべきだと提言した。

2021年3月のファミリーオフィス「アルケゴス」の破綻や、ロシアのウクライナ侵攻後の商品価格の極端な変動も、一部のノンバンクが証拠金の急増に対処する準備が不十分だったことを示していると指摘した。

意見公募のための政策提言をまとめた報告書で「FSBは追加証拠金に対する流動性準備が不十分である主な原因として、一部市場参加者の流動性リスク管理とガバナンスの弱点を確認した」と記述している。

ひずみが生じる可能性を特定するために流動性ストレステストを実施すべきとも提言した。

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最終更新:4/17(水) 17:28

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