テスラに「マグニフィセント・セブン」の資格あるか、市場で強まる疑念

2/12 23:36 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米株式市場における最重要銘柄のリストを作る場合、そこにテスラを入れるべきか否か。そんな議論がウォール街では高まっている。

イーロン・マスク氏が率いる電気自動車(EV)大手テスラの株価は、S&P500種株価指数が最高値を更新する中で出遅れが目立つ。そして同社は2024年の成長鈍化を警告している。S&P500種の上昇をけん引してきた大手ハイテク7社「マグニフィセント・セブン」のオリジナルメンバーであるテスラだが、トレーダーの間では、今後もその一角を占めるのがふさわしいかどうか疑問の声が出ている。

テスラ株は年初来(9日終値時点)で22%下落。エヌビディアの46%高、メタ・プラットフォームズの32%高に比較すると、そうした疑問がどこから来るのか一目瞭然だろう。今年に入り、マグニフィセント・セブンの中でテスラの株価パフォーマンスは飛び抜けて悪い。

マグニフィセント・セブンのうち、テスラを除く他の6社は人工知能(AI)を巡る熱狂に後押しされている。マスク氏もテスラをAI関連銘柄として位置付けようとしているが、現実には一連の同社特有の課題に直面している。

ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は「恐らくマスク氏は異議を唱えるだろうが、投資家はテスラを他のマグニフィセント・セブンのようにAI銘柄とは見ていない」と指摘。「テスラとマグニフィセント・セブンの他の企業では背景が大きく異なる。テスラ製品の需要動向は衰えつつあるが、AI関連企業への需要は爆発的に伸びている」と述べた。

テスラをカバーするアナリストの投資判断のうち、買い推奨が占める割合は約30%。一方でマグニフィセント・セブンの他の6社ではこの比率は平均85%だ。アナリストはテスラの2024年利益予想を過去12カ月でほぼ半減させたが、他の6社では上方修正もしくは横ばいとなっている。

こうした状況が、テスラ株の高いバリュエーションを投資家が受け入れるのを難しくしている。テスラ株の予想PERは約60倍と、マグニフィセント・セブンの中で圧倒的に高い。2番目に割高な銘柄であるエヌビディアは約36倍となっている。

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原題:Tesla’s Slide Has Investors Wondering If It’s Still Magnificent(抜粋)

--取材協力:Jeran Wittenstein.

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:2/12(月) 23:36

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