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前日からのドル高水準で振幅、ECB理事会や米PPI控えて ドル円153円台前半=ロンドン為替概況

4/11 20:20 配信

みんかぶ(FX)

前日からのドル高水準で振幅、ECB理事会や米PPI控えて ドル円153円台前半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル高水準での取引が継続。前日の米消費者物価指数の強い結果を受けた米債圏利回り上昇、ドル高の構図が今日も波及している。この日は英欧債利回りも上昇、英中銀やECBの年内利下げ織り込み幅が縮小している。買い先行で始まった欧州株はマイナス圏に失速している。為替市場では前日からのドル高水準で神経質な動き。ドル円は高値を153.29近辺に伸ばしたあとは、153円台前半に高止まりしている。ユーロドルは1.0720台から1.0750付近で、ポンドドルは1.2530付近から1.2570付近での振幅。いずれも前日NYクローズを挟んでの取引となっている。ドル指数は一時昨年11月14日以来の高水準をつけるなど、前日からのドル高の流れには変化はみられていない。クロス円も上下動。東京市場後半からの円安を受けて買いが先行したが、ドル高にユーロドルなどが上値を抑えられるとクロス円も反落している。ユーロ円は164.20付近から164.70付近で上に往って来い。ポンド円も191.60付近から192.60付近で振幅した。このあとはECB理事会結果発表、米生産者物価指数などの発表が控えている。この時間帯は、イベント前で方向性つかみにくい面もあった。

 ドル円は153円台前半での取引。東京午前に152.76近辺まで反落したあとはロンドン序盤には再び高値を153.29近辺まで伸ばした。その後はECB理事会や米生産者物価指数発表を控えて、買い一服。153円台は維持している。

ユーロドルは1.07台前半での取引。ロンドン朝方に1.0750付近まで買われたが、その後は上値が重くなっている。足元では安値を1.0726近辺に更新。前日からのドル高水準での狭いレンジ取引となっている。ユーロ円は164.20付近から164.70付近で上に往って来い。欧州債利回り上昇と欧州株安での綱引きとなっている。対ポンドではユーロ売りが先行も、足元では一服している。ECB理事会待ちとなっている。

 ポンドドルは1.25台前半での取引。ロンドン序盤に1.2570付近まで買われたあとは、1.2530付近まで反落。前日からのドル高水準での振幅となっている。ポンド円は191.60付近から192.60付近で上に往って来い。英債利回り上昇と英株安の狭間で上下動している。ユーロポンドは0.8570付近から一時0.8550付近まで下落。ポンド買いが優勢。市場の年内利下げ観測は英中銀が50bp未満、ECBが75bp未満を縮小しており、英中銀の利下げ幅の方が少ない見方となっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

みんかぶ(FX)

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最終更新:4/11(木) 20:20

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