バイデン政権、米兵器使用巡りイスラエルを批判ーガザ紛争で報告書

（ブルームバーグ）： バイデン米政権は、イスラエルがイスラム組織ハマスとの戦争で、国際法上の義務と「矛盾する」方法で米国製の武器を使用した可能性があるとの認識を示した。米国務省が報告書をまとめた。

ただ、イスラエルが国際的な義務に違反したと断定するには至らなかった。違反を認定していれば、米国製の武器や弾薬の供給の一時停止を迫られる可能性があった。

報告書は「ガザ紛争の性質上、個々の事件について評価したり、結論を下したりすることは難しい」と指摘。それでも、米国製の武器がイスラエルの部隊によって、国際法上の義務や民間人の被害を低減するための確立された最善の慣行と矛盾する事例で使用されたと「評価することは妥当」との考えを示した。

国務省の報告書は10日、議会に提出された。

原題：US Report Criticizes Israel’s Use of American Weapons in Gaza（抜粋）

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