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週間為替展望(豪ドル/ZAR)-豪・南ア、重要イベント目白押し

5/14 3:45 配信

トレーダーズ・ウェブ

◆豪州の賃金指数や雇用統計など重要経済指標の発表に要注目
◆21日の豪総選挙では政権交代の可能性大、新与党のインフレ対策にも注目が集まる
◆ZAR、CPIとSARB・MPCに注目

予想レンジ
豪ドル円 86.50-91.50円
南ア・ランド円 7.60-8.20円

5月16日週の展望
 豪ドルは神経質な動きになるか。今週は豪州からは市場を動意づける経済指標等の発表が少なかったことで、米金利や米株式市場に翻弄される相場展開が続いた。しかし、来週はイベントが多数予定されており、豪州国内要因でも豪ドルは大きな値幅の動きとなりそうだ。
 
 経済指標では、18日に1‐3月期賃金指数、19日に4月雇用統計が発表される。先週行われた豪準備銀行(RBA)理事会では、「賃金上昇の進展を注目している」ことが公表された。もし、1‐3月期の賃金指数が市場予想を上回る結果となった場合には、6月7日理事会での再利上げ観測が高まるだけでなく、利上げ幅も変わる可能性もありそうだ。19日の雇用統計だが、ここ最近は低位安定している。よほど悪い結果が出ない限り、豪ドルを下押しさせるのは難しい。市場の反応が大きくなる場合は、ポジティブサプライズとなった場合だろう。なお、17日には3日に行われたRBA理事会の議事要旨が公表される。

 豪州の経済指標以外では、21日に行われる豪総選挙に注目。2019年の総選挙では奇跡的な大逆転勝利をおさめた現政権(自由党と国民党の連合政権)だが、これまでの世論調査では逆転が不可能とされるほど差が開いている。また、期日前投票でも与党の劣勢が伝わっていることから、2013年以来となる政権交代が現実味を帯びてきた。政権交代となり、労働党を中心とした新与党がどのようなインフレ対策を行うかにも注目したい。インフレを放置したことを労働党は現与党の責任としている。選挙期間中を含め、インフレ対策を早急に発表する可能性もありそうだ。

 南アフリカ・ランド(ZAR)は上値が重いか。米金利高や中国のロックダウンによる資源需要の減速がZARにとっては売り要因になっているが、この流れがしばらくは継続されそうだ。

 来週の注目は、18日に発表される4月消費者物価指数(CPI)と、19日の南アフリカ準備銀行(SARB)・金融政策委員会(MPC)。CPIは当初25日の発表予定だったが、これまで通りにMPC前の発表となった。3月CPIは市場予想を下回ったが、SARBの目標水準(前年比3-6%)のほぼ上限となる5.9%までインフレ率が高まった。4月も同水準近辺の結果が出た場合は、再利上げだけでなく、利上げ幅も広がる可能性がある。利上げ幅拡大やタカ派の声明が出た場合はZARの支えになりそうだ。また、18日には3月の小売売上高、20日には格付け会社スタンダード&プアーズ社が南ア債の格付けを発表する予定。

5月9日週の回顧
 豪ドルは大幅に下落した。米株安によるリスクオフの流れがオセアニア通貨に響き、対ドルでは2020年6月以来の水準となる0.68ドル台まで下値を広げた。対円では92円前半から87円台まで大幅安となった。ZARは上値が重かった。米金利や米株の動きで方向感なく上下する相場が続いたが、週後半に株価が大幅に下げ幅を広げたことが重しとなった。また、コモディティ価格も下落するなど、リスクオフの動きがZAR安に導いた。(了)

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最終更新:5/14(土) 3:45

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