〔NY石油〕WTI続落、78ドル台(3日午前)

5/3 23:52 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週末3日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、軟調な米雇用統計を背景に米景気への懸念がくすぶり、続落している。米国産標準油種WTIの中心限月6月物は午前10時現在、前日比0.33ドル安の1バレル=78.62ドル。
 米労働省が3日発表した4月の雇用統計(季節調整済み)で、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比17万5000人増となった。伸びが大幅に鈍化したほか市場予想も下回った。景気減速の可能性が意識され、石油需要見通しに懸念が強まったことから、相場は前日に引き続き売りが先行している。
 一方、ロイター通信は関係筋の話として、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が、石油需要が盛り上がらない場合には現行の協調減産を維持する可能性があると報道。そうなれば需給が引き締まるとの見方もあり、底堅く推移している。(了)

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最終更新:5/4(土) 0:26

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