〔NY外為〕円、155円台後半(8日朝)

5/8 22:21 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】8日午前のニューヨーク外国為替市場では、新規の手掛かり材料不足の中、海外市場の円売り・ドル買いの流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=155円台後半に下落している。午前9時現在は155円55~65銭と、前日午後5時(154円65~75銭)比90銭の円安・ドル高。
 ニューヨーク市場は、155円台半ばで取引を開始。ミネアポリス連邦準備銀行のカシュカリ総裁が7日に、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で自身が示す政策金利見通しについて年内の利下げを「ゼロ」とする可能性があると言及したことを受け、8日の海外市場では円安・ドル高が進んだ。米長期金利の指標である10年債利回りが小幅上昇していることも、ドル買いを後押し。市場は、この後行われる討論会での米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長による発言に注目している。
 3日発表の米雇用統計を受けて、円は一時151円台まで上昇後、円を売ってドルを買い戻す動きが台頭。政府・日銀による介入警戒感は根強いものの、日米の金利差は当面縮まらないとの見方が円売り・ドル買い地合いを支えている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0745~0755ドル(前日午後5時は1.0750~0760ドル)、対円では同167円20~30銭(同166円30~40銭)と、90銭の円安・ユーロ高。(了)

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最終更新:5/8(水) 22:35

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