ビットコインキャッシュ、半減期を前に13%上昇――ビットコインは7万ドル前後で安定

3/28 17:50 配信

CoinDesk Japan

不安定な1週間を過ごしたビットコイン(BTC)は、材料に乏しく、過去24時間で価格はほとんど変化しなかった。3月26日には急上昇し一時7万1000ドル(約1065万円、1ドル150円換算)を超えたが、その後反転し、大量のオプション取引の期限を29日に控えて7万ドル(約1050万円)台で推移している。


大方の主要トークンはわずかに下落した。コインゲッコー(CoinGecko)のデータによると、ソラナ(SOL)、リップル(XRP)、バイナンス(BNB)は2%下落し、インターネット・コンピューター(Internet Computer)のICPは6%下落した。


一部のトレーダーは、ビットコインが今後数日で6万9000ドル(約1035万円)を割り込んだ場合、市場全体がさらに後退すると注意を促した。


「ビットコインは7万ドルを割り込んだが、これは強気相場でガス抜きが必要だったこと、また世界市場のリスク選好度が全体的に低下していることに起因する」とFxProのシニアマーケットアナリスト、アレックス・クプツィケビッチ(Alex Kuptsikevich)氏はメールで述べた。


「短期的な焦点は、ビットコインが26日の日中安値6万9500ドル(約1043万円)付近を再び試せるかどうかだ。この水準を割り込むと、調整が長期化する可能性がある」と付け加えた。


ドージコイン(DOGE)は主要銘柄の中で最も上昇幅が大きく、6%の上昇を記録した。特に材料はなかったものの、ドージコインは過去の急騰前に現在と似た値動きを見せていた。


主要銘柄からステーブルコインを除いたCoinDesk 20(CD20)は1.4%下落した。


一方、ビットコインキャッシュ(BCH)は4月4日に予想される半減期を前に13%急騰。現在のブロック報酬は6.25BCHだが、半減後は3.125BCHとなる。


ビットコインキャッシュに連動する先物の建玉は先週の2億1300万ドル(約319億5000万円)から、28日には5億ドル(約750億円)へと倍増し、より大きな価格変動が予想されるなか、レバレッジベットが増加していることを示している。


半減期とはマイニング報酬が半分になる時期を指しており、それ以後は新しい通貨の発行量、つまりは追加供給量が減少する。半減期トラッカーによると、ビットコインの半減期は4月20日と予想されている。これまでビットコインは半減期の後に強気相場に入っていた。


|翻訳・編集:行武 温|画像:A rally track. (Pedro Henrique Santos/Unsplash)|原文:Bitcoin Cash Rallies 13% Ahead of BCH Halving, Bitcoin Steady Around $70K

CoinDesk Japan

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最終更新:3/28(木) 17:50

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